【書籍総合】週間ランキング2009年02月16日 付集計分
2009 年 2 月 13 日 金曜日
読めそうで読めない間違いやすい漢字 / 出口 宗和 / 二見書房推定累積売上部数【95740部】の口コミ
裏に読み方、典型的な読み間違いが書いてあるので、ちょっとした空き時間に勉強できます。読むだけでなく意味が考えられるところもいいです。趣味の世界では?という箇所もありますが、日本人の誇りを取り戻したいところ。何といっても値段がお手軽。1冊は保存用、もう一冊は半身浴のお供にしたり、わからなかったところは書き込みをするという使い方もできます。宴会ゲームにでもどうでしょう。酔いがさめそうですが(笑)【yukaricoffee】
これは面白くて一気にやってしまいました。 今まで間違えた読みで使っていた言葉や、あいまいに誤魔化していた言葉など、解答のところに典型的な誤読が載っているので、正解を覚えやすい。 これを期にそれらを覚えてしまいましょう。 ただ、一つ。最後の方の難読人名で松平保容とあるのですが、容保の間違えですよね?間違えやすいで、本が間違えてどうするんだ……と。なので★4つです。【さか】
昨今、麻生太郎首相の誤読発言で笑っていた方も多いのでは。ちょっと待ってください。この一冊を読めば、麻生首相の事など笑っていられませんよ。「乳離れ」「刺青」、年賀状でおなじみの「頌春」など、正しい読み方を間違えていた方は多いハズ。小生も、本書がAmazonから届いたその日の晩、両親とクイズ形式で読みました(奇数ページに漢字、偶数ページに意味も含めた正解が載っています)が、あまりの誤読の多さに、苦笑せずにはいられませんでした。本書は、「定番の誤読漢字」から掲載されており、読み進めていくと「漢検一級」「魚へんの漢字」「鳥へんの漢字」などが紹介されており、とても読みやすい本になっています。本のボリューム(厚さ)は意外とありますが、軽量紙を使っているようなので、とても軽いです。通勤・通学電車等で吊り革に掴まっても片手で読めると思います。おそらく、年齢に関係なく、一気に読破できちゃう一冊だと思います。高校生から小生の両親のようなシルバー世代まで、年齢に関わらず楽しく読める一冊だと思いますので、ご自分用だけではなく、ギフト(贈り物)としても良いのではないでしょうか?【Cozy Powell Jr.】
参りました。読めない漢字が何と多い事か。こうやって改めて考えると、日本語って難しいですね。総理を漢字テストした国会の予算委員会?がありましたが、是非、全国会議員先生方をテストしてみたいです。常用漢字とか略字体とか、漢字軽視以外に結局なんの効果をもたらしたのでしょうか。漢字教育も考えてもらわないと、私みたいな国民が増えちゃいますよ。【二の丸】
この時期だからこそ、こんなに売れてるのだと思うけど、良い企画です。飲み会のネタに使ってみて、結構受けました。【ヘルマン・ヘッセ】
「脳にいいこと」だけをやりなさい! / マーシー・シャイモフ / 三笠書房推定累積売上部数【28873部】の口コミ
私は「幸せな人」です。(お金持ちでもありませんし、持病もありますが) 一日に何度も感謝の気持ちがこみ上げてきますし、時間がゆっくり流れています。私はこの本の読後感じたことは「ここに書かれてあることは自然と出来ていることが多い」でした。私のヨガの師はもっと自然に、ここに書かれてあることが出来ておられて、そばにいても幸せを感じる位です。幸せになる(幸せを感じることのできる)人は皆、このような事が出来ているのではと思います。 松下幸之助氏は「素直」さを人間の大切な資質と考えておられました。あまり批評に傾かず、ほんの数日でも試してみられては?と思います。 誰も損をしませんし。「青い鳥」は、こんなところにいますよ。【エッキス】
今の私にとっては、この本は、「コペルニクス的転回」となり始めています。かなり前から頭痛などの不定愁訴があり、薬づけになっていました。その薬でさえも不調は続きました。が、しかし、1週間ほど前にこの本のp.44に書いてある“背筋を伸ばして座り、胸を張り、腕を広げて、大きく深呼吸してみて下さい。笑顔をつくって、目を閉じます・・・」とp.50に書いてある“〜・・・である。」というふうに現在形のいい切りで書くようにすると・・・自分のほしいものが確実に手にできます。・・・」を組み合わせて、自分のアファーメーションを作り一日に何回も何回も行ってみました。自然治癒力を増すためにヨガもしていたので、すべての人に当てはまるか分かりませんが、確かに、不調感が激減したことは確かです。特に、「笑顔をつくる」は大きい感があります。まだ、完全に直ったわけではありませんが、大きな進歩になったことに変わりはありませんし、出会えたことに感謝しています。「引き寄せ本」「幸せ本」とか点数の辛い方々が散見いたしますが、私にとっては「コペルニクス的転回」に出会えたのです。他のレビュワーの方もおしゃっているように、引用された部分の文献の記載がないのは残念ですが、それ以外は、かなり内容も充実していると感じています。そうなってくると、「ザ、シークレット」やポジティブ心理学系の書籍にも目を通した方が良いかと思っています。【hitdj】
気に入った本には、印象に残る箇所の一つや二つはあるもの。でも、この本の中にはそんな箇所が見つかりませんでした。どこといって印象に残る箇所がないという感じ。脳の溝(良い方向に考える考え方みたいなもの)をつけるにはそれなりの時間がかかるらしいので、即効性が見えないことも原因のひとつなのかしら。短気な自分が悪いのか・・・?それでも、目に見える形や感じる形で、工夫して脳の溝をつける方法が何かしらあるのでは?と思う次第です。工夫によってそんな形をつくりだし、自分を励ましながら実践したい人には、残念ながら私は他の本を薦めると思います。【民】
個人的には茂木さんが訳した本だけに、かなり本格的な脳科学的見地に立った本だと想像していました。もちろん著者は自己啓発セミナーを主催している方で脳の専門家では全くない。そのため脳科学的なお話しを期待する読者(私)もどうかしているのかも知れない。 本書を読んでみても感想は、自己啓発の域は超えていないということでした。これら自己啓発全てを「脳にいいこと」と言ってよいのか疑問が残った。ただ、脳はかなり先にならないと解明がされないのだろうから、一つの理論を信じて生活することは幸せなのかも知れません。【サトマン】
茂木さん絡みなので、脳科学系の内容なのかと思って読んでみましたが、一言で言ってしまうと「プラス思考本」でした。 「脳をいかに活性化させて、幸せになるか」ということをテーマに、その実践方法が書かれています。 茂木さんが、前書きで書いているとおり、「たったこれだけのこと」と思ってしまいますが、自分を振り返ってみると、実は実践出来ていなくて、その罠にはまりこんでいました。 全体的に読みやすい内容ですが、教科書のように、ポイントが朱書きになっていたり、図解が入っていたり、理解を助ける工夫もされていると思います。 ネガティブ思考にはまった時、ポイントを拾い読みするだけでも効果があるのではないでしょうか。【すーさん】
生声CD付き [対訳] オバマ大統領就任演説 / CNN English Express編 / 朝日出版社推定累積売上部数【40624部】の口コミ
まだ 読んでないし 聞いてもいないのですが ぜひ購入したいです アメリカ がこれだけ変われるのだから日本もかわって欲しいな。【笠井敬一郎】
オバマさんに期待してはいるんですが(なんといっても前が酷過ぎたので)、このブームはどうなのかとも思いますね。歴史的な出来事ではあるし、日本の総理なんかみてると、やはりオバマさんはキレのあるしゃべり方で(典型的アメリカ政治家っぽくもなくもないですが)たよりになる感じがします。この本は英語とあまり接する機会のない人も勉強するにはもってこいですが、ブームだけで終わる事なく、これからも活躍してくれることを望みます。加えて、オバマさんは日本よりも中国に先にいっちゃうのは、、、中国がそれだけ重要な国になった、というよりも、日本が米にいつもペコペコしてなんでも言う事聞いてる&総理かわり過ぎでナメられてるんでしょうね。なのに日本でもオバマオバマ、、、なんか微妙ですね。ブームが去って、冷静になったとき、この本が家にあって、どう感じるか、数年先が楽しみでありますね。【fury】
同工の出版物(教材?)が予想通り“乱立”した中で、刊行をいち早く予告し、出版も最速だったのが本書。生声CD付き [対訳] オバマ演説集が出たときに“完全版”に対する強い期待をしておいたが、それにまずまず応えてくれた内容構成である。個人的にキモだったのは、就任の宣誓が収録されている点だ。ご案内のとおり、大統領への就任タイミングは、米国憲法の規定で東部標準時1月20日正午となっており、形式上はこの時刻になれば自動的に新大統領誕生である。だが実際は、宣誓をしなければ正式な就任とは認められない。その意味で、新大統領に全ての任務職務が引き継がれた、まさに歴史的瞬間の実況が記録されていることになり、非常に意味あることだと思う。現実には、立ち会いの最高裁長官が、これも憲法に規定されている宣誓の文言を言い間違え、そのトバッチリ(?)で後刻宣誓をやり直すハプニングがあったわけで、歴史に厳然と残るそうした生々しい事実の証人になれた、という、ちょっとしたカタルシスも覚えてしまったのだが。オバマ新大統領が強く意識していたリンカーンとケネディの演説を“前座”に置き、“真打”の本題へと導入して行く録音構成も、これはこれでいい。リンカーンのゲティスバーグ・アドレスはプロの朗読だが(そりゃ当然。生録が存在していたらタイヘンだ(笑))、スピードを遅めに、イントネーションも演説を意識してちょっとオーバー気味にしているのが、かえってノンネイティヴにも親切な設計になっている。BGMはなくもがなだけど。勝利演説版と合わせ、シンプルでお手頃な構成に徹したという意味で存在価値がある。【ぶーのん】
What is required of us now is a new era of responsibility. 前回の、「基調演説」から「勝利演説」までの抜粋を手際よくまとめた「オバマ演説集」の姉妹編です。 初心者の方でもどんどん読めるように便宜を図った丁寧な語注・対訳と、オバマ・スピーチが肉声で堪能できるCD付き。 おまけに、リンカーンの「ゲティスバーク演説」と「ケネディ就任演説」の全文収録も鑑賞出来て、お値段、たった千円! 超良心的です。 チャーシューメンに百円玉ちょこっと足した程度の値段です!! 英語好きの高校生の方も、ぜひ、CDを聴いてみてください。たった、一時間ちょっとのバイト代で、「今のアメリカをあれほど感動させた今の英語」をお勉強できて、肉声で鑑賞出来るんですよ。 年齢、男女、人種、信条を超えてあれほど多くの人々を感動させたオバマ・スピーチ。教科書の英語よりもずっと鮮度があって、しかも興味が実感できることと思います。そういう本物の英語が、鑑賞できる本です。 ちなみに、「オバマ演説集」のレビューに、<ネットでただで読んだり聞いたり出来るし、単純明快な英語で対訳なんか必要ないレベルなのに、こんな本、お金を払って買うのは、どーなの?>とか、<英語の専門家気取りの人がほめそやしてるけど、実務で英語をガンガンやってる人は、このたぐいの本は買ってないはず>、などと、いいたい放題のことをおっしゃてる方がいらっしゃいます。 ●必ず出現するこういう方に一言: そもそも、きちんと英語の出来る方なら、ちゃちな<英語自慢>が見えみえのこの手のレビューを投稿したりします? 雑音がはいりましたが、この本、英語教材として、文句なしの五つ星です。【zootysingle】
日本時間2009年1月20日の深夜に行われ、NHKでそのライヴ映像が生中継されたアメリカ・オバマ大統領の就任演説は、同時通訳されてしまったということで、大ブーイングものであった。その後、NHKはわざわざ数日後に予定のない緊急番組を組み、この就任演説を今回は同時通訳なしの字幕スーパーで全部再放送したのだ。私も含め、この2回目の放送を録画した輩も多かったのではないだろうか。 オバマの就任演説は、その後、多くのメディアで紹介され、朝日、日経等々の大新聞はまるまる1ページを使って英文対訳で全文を掲載していた。 そういうこともあって、オバマの就任演説は既に、何回か見聞きしていたので、1月30日発売のこのCDには余り興味がなかった。しかし、朝日出版社は商売がうまい。オバマの就任演説全文に加え、Lincolnの”The Gettysburg Address” とJFKの 就任演説を収録したものをカップリングして出してきたのだ。このおまけを付けたことで付加価値が大分ついた。 肝心のオバマのスピーチ? 大統領選の勝利演説とか、選挙期間中の演説ほど派手なものではないにしても、宣誓を含め18分半という流さを感じさせないのは、やはりスピーチがうまいからなのだろう。 今回の就任演説のCDは、同業他社からDVD付のものも含めて多数出ているが、訳注・トラックの編集具合・CNNのアナウンス等々も含め、先行を走ってしまった朝日出版社のものが、やはりいい。【ヒデボン】
男道 / 清原 和博 / 幻冬舎推定累積売上部数【32445部】の口コミ
清原がジャイアンツを解雇されオリックスに入団した際は、その身体で一体どこまでやるのかなぁ・・・と不安になったものだが、そこに秘められていた清原自信の思いがここに赤裸々に綴られている。「子供っぽいと言われようが、それが自分の生き方」と、2004年オフに巨人の球団事務所に自身の進退について直談判しに行った際のすったもんだの真実、そして2005年の解雇と、故・仰木監督の熱意によってオリックスに入団した経緯・・・プロローグでもう既に涙が止まらなくなってしまった。本編の小学生時代の章では、彼が真っ向勝負に拘るそのルーツや、美しく大きくホームランを打つことへの並々ならぬ拘りが詳細に語られる。彼が目指していたものははなっから人とはかけ離れ過ぎていたのかもしれない、そう思わざるを得なかった。現役時代のエピソードはまだまだ沢山あるだろうが、ジャイアンツ時代は殆ど辛かった思い出ばかりが語られていて胸が痛んだ。しかし、長嶋さんのことについて「プロ野球の根本を知り抜いていた」と賞賛していたのにはなぜか嬉しくなった。天才同士がゆえに分かり合える点があったのかもしれない。原監督のことに関しては一切触れていないが、それも聞いてみたい気がする。一冊の本では到底語りきれないほどの壮絶な野球人生を歩んできた清原の自伝、ファンは間違いなく読む価値があるだろう。【kinakohime】
良い部分しか書かかれていないような気もしましたが、世紀の大打者の自伝はやはり、参考になることが多いです。膝を痛めてからの苦闘が胸を打ちました。一度野球の世界で昇りつめた選手が、ボロボロになりながらも、その姿をさらけだし、燃え尽きるまで、野球をした清原選手に感動しました。【SHELLAC】
一気に完読しました。 清原選手を周りから温かく支えあった人達と清原選手の『男道』 感動しました。 表紙の写真も… バットを23年間握りしめていた生きざまが見て取れました。 本当に23年間お疲れさまでした。 またユニフォーム姿で私たちの前で『漢』を見せてください【hiro77】
高校球界最強打者として数々の伝説を打ち立てた清原和博選手の自伝。読んで感じるのは、マスコミが報道する彼のイメージと実像との間にいかに隔たりがあるのかということと、意外なまでの彼の文章力である。やんちゃな悪ガキだった少年時代。両親からの愛情溢れる教育。野球への興味から、幾人かの恩師との出会いによりその素質を開花させたリトルリーグ時代。そして奈良の天理高校に入学するはずだったのだが、はずみで入学した大阪のPL学園で生涯の親友にしてライバルの桑田真澄投手と出会い、2人で高校球界に旋風を巻き起こすことになる・・。そこまでは、苦しい練習はあっても順風満帆な人生。しかし、「ドラフト」という大人の制度が18歳の少年の心を深く傷付けることになる。指名されての入団を信じて疑わなかった巨人軍から指名を受けられず、しかもなぜか早稲田大学進学を決めていた親友の桑田が巨人に指名され、2人の友情に大きなヒビが入る。最初にして最大ともいうべき「大きな挫折」だった・・・・・。その悔しさを糧にして西武ライオンズに入団した後の大活躍。だが、本当の試練はFA宣言して巨人に入団した後からやってきた。清原選手の素質は確かに出色のものであることは誰の目にも明らかであったでしょうし、王選手すら成し遂げない入団1年目での31本塁打という成績がどれほど凄いかは言うまでもないです。が、だからこそ不思議に思うのです。彼は通算成績で500本塁打、1500打点を超える成績を残した超一流打者でありながら、只の一度もホームラン王・打点王・首位打者などのタイトルは獲得出来ませんでした。この本を読むとその原因が行間から見えてくるように感じます。1.西武時代にあまりにも大切にされすぎて、甘やかされた面があった。(特に堤オーナー)2.FA宣言して入団する球団を間違えた。(巨人は彼を使い捨ての商品扱いしかしない)3.同時期に活躍する選手に優良な外国人選手らライバルが多かった。4.肉体改造が裏目に出て、選手寿命を縮めることになった。5.余りにも「大きな本塁打を打つこと」に固執し過ぎた。ドラフト時の傷心の彼を西武は大切に扱ってくれ、常勝軍団とはいえ「パ・リーグの不人気球団」でのお山の大将にも等しい立場ではハングリー精神が薄れてしまうのも致し方ないところだろうか。シーズン40本塁打の壁を越えられそうで越えられなかったことの遠因が垣間見える。その辺が同じ「怪物」と呼ばれ、希望球団に入団できなかったことを共通点としながらも、後に何回も本塁打王になり、シーズン50本塁打を達成した松井秀喜選手との差なのかもしれない。本人も薄々、その事に気が付いてFA宣言することで野球選手としてより高いレベルで成長したいと考えていたことだろう。が、入団したのは「巨人」である。確かに厳しい環境ではあったが、それはむしろ「巨人という球団の持つ体質ともいうべきドライな人間関係の数々」のほうで、清原選手はそちらのほうで心を悩まされることになる。そして、晩年の選手としての致命傷ともいうべき「膝の故障」へと繋がることになったと思われるのが、巨人時代の肉体改造および打撃改造である。本塁打の飛距離を伸ばしたい。誰よりも遠くへと打球を飛ばしたいという想い。その少年のような憧れへの実現は彼の下半身に予想以上の負担を強いることになった・・。西武時代からの不摂生のツケ。さらには強打者としての宿命ともいうべき死球の多さ、ケガの多さもそれに拍車を掛けたと思われる。元・南海の門田選手が40歳を越えて尚、40本塁打を達成したように、また王選手・長嶋選手もそうだが超一流の選手はケガに強かった。身体の頑丈さはいうに及ばず、ケガの避け方そのものが上手かったのだと思う。しかし、清原選手は死球に対しても避けるというより「むしろ向かっていく」ような意識・姿勢を崩さなかったため、結果として「余計なケガが増えた」ように思う。それは選手生活の晩年においてボディ・ブロウのようにダメージとして蓄積されて肉体を蝕んだ。巨人を不振から解雇され、かつての栄光はもはや影も形もない。親友の桑田も時を同じくして解雇され、米・大リーグに活路を見出そうともがいていた。オリックス・仰木監督の男気に応えんと、自らの死に場所を求めての故郷・大阪への移籍。度重なる手術と投薬によりもはや身体はボロボロだった。満身創痍すらもとっくの昔に通り越して、ファンの心ない罵声すらバッターボックスで見返してやる余力はなかった。かつて史上に類を見ないとも、空前絶後とも言われた天才打者の末路がこれほどの過酷な筆舌に尽くし難い茨の道であったとは信じ難い。野球選手の引き際は大きく分けて2タイプだという。「余力を残して舞台から去る」か、「ボロボロになるまでやり続ける」か。彼は後者だった。しかし・・・これほどまでに野球界の発展に貢献し、一時代を築いた彼に世間と球界幹部は冷たいものなのか。本来は「善玉」「ヒーロー」であるはずの彼のイメージがマスコミの報道により「悪玉」「ヒール」の役にいつの間にかすり替えられてしまったことが最大の悲劇ではないだろうか。868本塁打。ホントなら抜けたはずだ!【臼井健士】
「清原が大好きだ」と公言する私は、この本を読まないわけにはいかん。発売日に買わなかったのは様子見もあったからだが、今日本屋で購入しもう読み終えた。書かれていることは、引退後のインタビューやそれまでのインタビューで話されていたことがほとんどであり、目新しいところはないように感じる。が、清原がプロ入りが決まり上京の際、親父さんがポツリといった言葉のエピソードは泣けた。「和博。俺はな、一生懸命働いて1日1万円や。それだけは心してプロに入ってくれよ。」ここの言葉だけ抜き出されたらなんのこっちゃって思うかも知れませんが、知りたけりゃ読めばわかります。【BODY FAT MAN】
生声CD付き [対訳] オバマ演説集 / CNN English Express編 / 朝日出版社推定累積売上部数【38456部】の口コミ
These two books and their two CDs that aim at teaching English to young Japanese students use what is in the news, a man who is charismatic in his public existence to attract the interest and motivation of the students to learn what he says, and at the same time to learn his language, in that case English. The model is extremely good because it is a set of public speeches that are very clearly articulated, not too fast and not to slow, with no particular local accent and that is dramatic enough to be expressive without being emphatic and over-expressive. Barack Obama uses the intonation and the pronunciation of the American language to express feelings and ideas, but once again without the theatrics of some preachers, quite in the line of Martin Luther King and/or Angela Davis, for those who have had the chance of listening to her in a public speech and debate. But Barack Obama also produces speeches that are very rich in the use of words, both lexicon and syntactic means, producing a rich language that can only be the right model for our students: learn how to repeat a word when it reinforces the meaning and to vary words for the same meaning when repeating would not bring any supplementary force but some humdrum monotony. I agree less with the second side of the books, that is to say the use of systematic translation, though the two languages being very different in types and in writing systems, it is less important than with another Indo-European language using the Latin alphabet. In other words, I understand how strong that approach of English can be for young people, in Japan or elsewhere, and I think, since I have been advocating that approach to my own students, to transform their portable computers into personal language labs with videos of speeches and their transcripts for quite some time, that this method is quite possible for all students all over the world, particularly for intermediate students or even advanced students who want to improve their language and particularly their pronunciation by self-learning, provided they repeat along with the model as many times as necessary when they can understand the language and they have put the model in their ears by listening to it as many times as they deemed necessary. And finally they can record their own reading alone and compare with the model. These two books prove at least that Japanese publishers are a lot more reactive than publishers in other non-English-speaking countries.Dr Jacques COULARDEAU, University Paris Dauphine, University Paris 1 Pantheon Sorbonne & University Versailles Saint Quentin en Yvelines【Dr Coulardeau】
英語勉強の教材として最高かも? ぜひ原文を堪能してみて下さい。 オバマ氏の文章は明確なので、英語を学ぶにあたり非常に勉強になりますよ。 残念なことに完全収録でないところが残念なところかも?。 【あがさクリスマス】
ビル・クリントンはメディアを最大限利用し、徹底的に若者をとらえようとした。それは、アメリカの未来を明るくしようという意思を明確にしたかったからだろう。そして、次のブッシュは。。。オバマにはクリントンに似た、あのロックぽいスピリッツが見える。【emilio】
オバマのスピーチは殆どがYouTubeで見て聞くことが出来るので、買う必要はないかなと思っていたが、買ってしまった。そしてとても満足している。英文テキスト、和訳、そしてCDの3点セットになっているところが、やはりいい。単語やフレーズの訳も別立てで出ていて親切。なによりもオバマのスピーチが感動を与えてくれる。【シュリーマン】
私が気に入っている勝利演説にカットがあるのが残念。特に、106歳のアン・ニクソン・クーパさんの投票の話を枕に、アメリカが苦難を乗り越えていく歴史を一つ一つ振り返りながら「YES WE CAN!!」を何度もリピートしながら盛り上げていくところ。この苦難を乗り越えた歴史のたたみかけが美しいのに、これが一部カット。解せません。おそらく日本の読者を気にして勝利演説の「われわれの港(もちろんパールハーバー)に爆弾が落とされ・・・」の部分以下をカットしたのでしょうけれども、そんなことが気にならないくらいの名スピーチなのに・・・。それ以外に不満はないので、星4つ、です。【あやたすく】
CD2枚付[完全保存版]オバマ大統領演説 / コスモピア編集部 / コスモピア推定累積売上部数【21724部】の口コミ
いまやオバマ人気にあやかっていろんな雑誌、書籍が出版されていますが、そのなかでもこの本はCD2枚の収録内容がとてもよい。演説はネットでも見れますが、このCDの音声は雑音をうまくコントロールしているのか、とても聞きやすい。さらにジョンFケネディーとキング牧師の有名な演説まで肉声で入っているあたりも満足。これらもかなり古いはずなのに、雑音がうまくコントロールされていて聞きやすい。コストパフォーマンスにすぐれていると思います。【ステップワールド】
英語で聞く、英語で読む ! オバマ「変革」の時代 2009年 01月号 [雑誌]がアメリカ大統領選挙のしくみや08年選挙戦の流れを丁寧に纏めていた、その姿勢を継承し、就任式前後の模様や式典の舞台裏を巻頭カラーで紹介するなど、記録と評論に力点を置いた編集内容になっている。他社を含め、抜粋収録に終始していた姿勢をさんざん叩かれたのを反省した(?)ようで、今回はCDを2枚たっぷり使い、全文収録に拘りを見せている。勝利演説は言うに及ばず、あまり有名でない(?)ベルリン演説も収録している。それぞれの演説が行われた背景が丁寧に解説されており、アメリカの“みぞうゆう”(?)の危機に際してオバマ氏が何を考え、如何に支持を獲得していったかがよく理解できる。さらに参考として、リンカーンやケネディといった“定番”だけでなく、「ニュー・ニューディール」と呼ばれる経済政策立案の参考にしたフランクリン・ルーズベルト(これのみ抜粋収録)や、マーティン・ルーサー・キング牧師の声までもが収められている。ゲティスバーグの朗読は平板極まりなく、他誌の演説調を聴いた後だと違和感を感じる面もあるが、本題ではないからこれでもいい。“I Have a Dream”は別の機会でも聴くことがあるが、こうして一書に纏めてもらうと、アメリカの歴史も俯瞰できるし、オバマ新大統領の信念や政治姿勢をあらためて確認するのにも役立つ。それにしても、リンカーン、ケネディ、キングと、オバマ氏が拠り所とする著名な演説を残した先駆者が皆、志半ばで凶弾に倒れている、とは、何やら暗示めいたものを感じてしまう。ルーズベルトにしても3期目の任を全うできずに病没している。悪い方にばかり考えが行ってしまい、困ったものだ。【ぶーのん】
オバマ氏の代表的な演説の全文肉声収録したCDが付いて、内容的にも満足のいく出来映えの本は 現時点では本書でしょう。米国の歴史的演説(ケネディ、キング牧師)も完全収録してるのは嬉しい限りです。(英文&日本語訳(用語解説付)を見開き2頁で載せています) 背景説明や英語キーワード索引も収録しています。これだけで 文句なく★5つを進呈します。本書で沢田博氏(Newsweek日本版 元編集長)がオバマ演説には次の3つの特徴があると指摘しています:(1)「共通の記憶」=「過去の栄光」を呼び覚ます、(2)一般的な理屈を語らず、個人的なエピソードを語る、(3)キーワードをぎりぎりまで絞り込み、それを執拗に繰り返す。本書の収録内容は、まさにそのことを再認識させてくれます。本書に収録されているオバマ氏以外の演説は米国人にとっての「共通の記憶」であり、これをオバマ流にうまくデフォルメして演説に取り入れているんですね。大統領就任演説では、(ワン・フレーズを封印して)自分の過去の演説もデフォルメして上手い具合に組み込んでいるように思います。
モデル失格 ~幸せになるためのアティチュード~ (小学館101新書 24) (小学館101新書) / 押切 もえ / 小学館推定累積売上部数【17576部】の口コミ
「臆病・あきらめが早い・人見知り」そんな押切さんがトップモデルになるまでの出来事・考え方を書いた本。 それにより、これを読んだ人にも幸せになれるように書かれています。 人が幸せになるための方法が色々書かれていますが、自分には押切さんがそういう考えになれたのは、押切さんの友人の死がターニングポイントになっているような気がします。 そういう体験は誰にでもあるわけではないので、簡単に変われるとは思えませんが、もしかしたら自分の中で大きく価値観を変える出来事を自分で起こす・又は出会えたらそれも可能かと思えました。 【ciona】
厳格なご両親に育てられたので、ようやく30歳になろうかと言う世代なのにしっかりとした哲学を持っている彼女です。その反面、決して批判はしないけれど、独りで泣いた日々も数多くあったみたいですね。命に係るような様な大怪我、長い不遇時代・・。とてもナイーヴで、人見知りの激しい少女から、とてもポジティヴなトップモデルへの成長を記した著作です☆売れない頃は、生活費や家賃支払いの為に色んな日払いのバイトも経験しています。お勧めの1冊だと思っております。ただのトップモデルだと思っていた私は少々恥ずかしい思いをしました。益々のご活躍を祈ります。【luck♪】
告白 / 湊 かなえ / 双葉社推定累積売上部数【36073部】の口コミ
愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。と第1章での「告白」から始まって以降の章はいわゆる心理戦みたいな感じです。犯人の周囲の人間の心理描写から犯人の心理描写(いずれも告白の形式になっている)に移行していくので、犯人の心理が際立ちます。まあほんとにこんなこともありそうだ、とも思わせるリアリティと、やっぱり小説にすぎないと思わせるストーリー展開だから先を読みたと思わせるうまさはあると思います。ラストは、そんなに意外とも思えません。子供を殺された母親ならいかにも思いつきそうだと思う復讐劇の結末だと思います。【himechan.M】
人間のドロドロと最悪な読後感を期待して読んだのですが、とにかくリアリティに欠けるので、そこが満たされる事はありませんでした。 話の筋、最後のオチに関しては山田悠介のそれと大差無いように感じます。文学作品でなく、ミステリーとしてなら最高傑作だと思います。 独特で引き込ませるような文章は非常に良かったです。オチにも痺れました。 エンタメと割り切って、深い部分まで読み込む作品ではないと思います。【kagami】
第一章は、独特の書き方で興味をそそり中々期待させる出足でした。しかし、現実にあったさまざまな事件や人を連想させて、その力を借りて書いているような印象を受けます。最終的には陳腐な結末。この作品がデビュー作ということで、次回作に期待します。【書記長】
新聞で作者の執筆動機を読んだ。大要は次のとおり。「最近の無差別大量殺人の犯人はよく次のように言う。『殺すのは誰でも良かった』と。評論家は、『反人間性に衝撃的を受ける』と持ち上げる。だが、実際に殺したのは行きずりの他人ばかり。結局、犯人は『(自分にとって大事な人でなければ)誰を殺しても良かった』と言っているだけだ。衝撃的でも何でもなく、単に、利己的で小児的な甘ったれ根性に過ぎない。自分にも隠している()内の甘ったれた精神を暴き出し犯人に突きつける小説を書きたかった」興味を引かれて読んでみたら、ラストにこうあった。「ねえ、○○君。これが本当の復讐であり、あなたの更生の第一歩だとは思いませんか?」この一文に脱帽。散見される細かい傷など、掉尾の迫力に吹っ飛ばされる。【小禿げ】
今さっき読み終わりました。この読んだ後の非常に不愉快な気分の悪さが、読者がきれいごとを抜きに今日の社会問題のそれぞれをもう一度考えるきっかけになるのでは?加害者の少年達の残虐さやその心理描写、その母親の愛情ゆえの盲目さ、思春期にありがちな責任転換や心の振りの激しさまでなんか生々しかったです。面白いというより、最初から落とされて着陸点を求めて読み下げていったという感じでした。優秀な作品である事は間違いないですが。ただR指定してもいいぐらい道徳的に過激な内容です。お子さんへの贈り物に最もふさわしくないタイプの本です。【アマゾン花子】
悼む人 / 天童 荒太 / 文藝春秋推定累積売上部数【83629部】の口コミ
天童さんの本は初めてだったのですが、作者の情熱というか思いのようなものを強く感じました。少し大げさかもしれないけど命を削るような作業を経て本書を書かれたのかなと思いました。「愛と生と死」をテーマについて書かれたものと思われ難解で読後ももやもやとした霧の中にいるようでしたが、自分の生活や人生の中で自分なりの解釈を考えていくことにとても意味があるように思いました。この本に多くの人が出会えることはとても素晴らしいことだと思います。【めがね】
”悼む人”である静人と、余命わずかなその母・巡子、新聞記者の蒔野、殺人の刑期を終えた倖世。この4人を中心に物語は進みます。境遇・個性の全く違う人物が、静人という存在に影響され、少しずつ変わっていきます。最初と最後だけをみると、その劇的な変化に驚かされると思います。何秒かに一人は死んでいくという当たり前の世の中で、その死をすべて深く心に刻もうとする静人の行為は、とても尊いことです。でもそれは第三者だから言えることで、自分の身内であったらどうでしょうか。最後まで自問自答しながら読んでいたように思います。そしてラストは、決して悲しい結末ではないのですが、違う終わり方もあったのではと思ってしまいました。やさしいようで突き放したような、現実的だけどファンタジーのような、そんな作品でした。 【ひつじ♪】
1年前の6月23日の夜明け前,私の目の前で友人は同級生の男子生徒からナイフで刺され亡くなった。葬式では泣いていた友人達も時の経過と共に彼女の話題が少なくなり,私は罪の意識にさいなまれていた。そして,今日友人の命日に亡くなった場所で,左膝をつき右手を頭上に掲げ,自分の胸に持って行き,左手を地面すれすれにおろし右手に重ねる青年に出逢う・・・第140回直木賞受賞作品。人の死と人の生の両端にあるものを,悼む人(主人公:坂築静人)を中心とした3人の視線から描いていく物語である。読む人によって色々な感想を抱くと思うが,私は人として,そして人の親として涙無しでは読めない作品であり,最近の本の中では最高の物語の一つであったと感じた。読み終えたあとは爽やかな気持ちになるものの,自分そして他人の存在がいままでと違うものとなり,心に大きな重いものを残してくれる物語であった。【87】
悼むという行為で「生と死」が強く描かれているけれど、読んでみて心に残ったのは「生きるチカラ」ということでした。死ぬことを意識したときに思う自分の存在が誰に刻まれているのかという問いは、そのまま「誰に愛されていたか」、「誰を愛していたか」という要素となっているのだなあと、すっと胸に落ちました。そしてエピローグに書かれた静人の母巡子の生き様が、とても心に沁みました。とてつもなく号泣するような作品ではありませんが、心を動かされる作品であることは間違いありません。人のことを見る目、まずは自分の家族のことを見る目というのが、この本を読んで変わった気がします。大切な一冊です。【まる】
読み始めたアタマから「悼む人」?という感じだったが、いろいろな伏線が現れ始め、散らかして散らかして、そして合流していく様子はどんどん読むスピードを加速させてくれました。ラストがどうなっていくのか?ワクワク感でそのまま一気に走らせてくれました。 最後の終わり方は意外でした。しかし、それが良いのかもしれない、とも思いました。考え方はいろいろありますが、頭の中にストーリーが描きやすかったので、著者の力量はすごいと思います。。【ヒュー】
利休にたずねよ / 山本 兼一 / PHP研究所推定累積売上部数【24750部】の口コミ
この作品がなんで直木賞なんでしょうかね。会社の同期が京都の中学か高校の幼馴染ということで買って読んであげたが、はっきり言って面白くありません。読んでる途中で放り出しました。同じ山本でも、同じ直木賞作家・山本一力さんの時代小説のほうが遥かに面白い。また、彼(山本一力)のほうが文才を感じさせる。まあ、この方われわれと同年代だし、今の作風、上梓数のままでは将来心配ですね。【DR.CHIROPON】
鋭い美的センスで茶人として天下一となった千利休。 時の権力者秀吉と対峙し、一歩も引かず切腹して果てた才人の人生観、その反映としての彼の茶の湯の本質の「謎」に迫る作品です。 そのキーとなるのは、緑釉の香合です。 それは、高麗の李王朝の姫君の形見で、彼女こそ彼が生涯愛し続けた女性でした。そして、彼の茶の湯は、その「美」の探究にこそあったと言うものです。 小説の形態は、利休の切腹の場面から時代を遡る形で編まれた連作短編集の形を取っています。 その結果、利休の茶の湯の本質の「謎解き」の楽しみを持っています。 と同時に、利休に関係したそれぞれの人の視点から書かれた短編になっていることで、それぞれの人の利休の評価、更には、互いの影響の仕合などが、読みとれる書き方になっています。 特に、秀吉との関係は、破局から蜜月の時代に遡る形になるため、何故利休が死ななければならなかったのかだけでなく、互いに評価しあっていたことがよく解り興味深く読みました。 又、それぞれが単独の短編としても楽しめ、「白い手 あやめ長次郎」は本筋からはやや外れているものの、単独の作品としてもなかなか迫ってくるものがあります。【ringmoo】
『利休の死』については、これまで多くの作品で取り上げられ、 さまざまな解釈が示された結果 芸術家と権力者との対立という基本構造は、周知のものになったものの 反面、何を書いても新鮮さには欠けてしまう—という状況にあります。 本作では、そうした難しい題材に 利休が生涯愛用した香炉と、想い続けた女性を登場させることで 新たな息吹を吹き込むと同時に 朝鮮半島に由来する−とされる利休の美意識の本質に迫る意欲作です。 短編連作集の形式をとっているので 何が書かれているかを理解できるのであれば 途中の章から読み始めるのもありかと思います(←というかそっちをすすめたい) 個人的に特に好感を持ったのは、 黒楽・赤楽茶碗の作者・長次郎の視点から描かれる『白い手』、『木守り』、エピローグにあたる『夢のあとさき』 とくに『白い手』は、その清新な淫靡さにぞくぞく。 この章を読んでから、もう一度読み返すと 本書からは、侘びさびとはかけ離れた利休のエロチシズムが強く感じられます。 【juri+cari】
資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言 / 中谷 巌 / 集英社推定累積売上部数【33220部】の口コミ
本書は既出の「市場原理主義批判」なるものをまとめたものにすぎません。巻末の主要参考文献を見ればわかりますが、自分にとって都合のいいことを既出の文献から拾いまとめたにすぎません。これでは単なる寄せ集めです。 内容はほとんど市場経済では不幸になるとか日本文化に市場原理は調和しないということの繰り返しです。宗教や文化の視点に偏った分析では問題の本質を見落とします。かつてウェーバーは儒教のもとで経済が成長しないと誤認したこともあります。本書での中谷氏は経済学者として市場という制度の欠陥を冷静に分析し、それに対しての処方箋を書くという姿勢が感じられません。 市場については青木昌彦氏の『私の履歴書 人生越境ゲーム』の巻末の加藤創太氏との対談を読むべきです。そこで青木氏が述べているように、市場は不完全であるけれどもその中で我々は生きていくしかないのです。われわれは市場を否定するような短絡的な思考に陥ることなく、その欠陥を改善する努力をすることでしょう。本書での中谷氏の提言は暫定的で不完全と断りがありますがこうした見方はなく、税制についての提言以外は精神論のような説得力のない提言にとどまっています。ちなみに資本主義へ批判的なアプローチをした本としてはドイツの経済学者シューマッハーの『スモールイズビューティフル』が現代人には参考になります。【Hayek】
中谷氏の主張はもっともなことだと思う。ただ、気になることもある。中谷氏は「グローバル資本に鎖を」と言っているが、投資銀行はすでに銀行持ち株会社に移行し、銀行と同程度のレバレッジしかかけられない。もはや以前のように巨大な投資をすることはできないのである。これ以上鎖をつければ、世界経済は停滞し続けるだけだ。もうひとつ、中谷氏がアメリカ型から、今度は北欧型の高負担・高福祉型の経済に乗り換えたことも気になる。私が思うに、アメリカにせよ、北欧にせよ、自分たちに合ったものを自分たちで探して、発見して、採用し、それが時代と上手くマッチしたからうまくいったのだと思う。80年代、欧米は日本に学ぼうと必死だったが、結局、自分たちに合わないものは取り入れなかった。彼らは自分たちで答えを見つけたのだ。中谷氏は、北欧が上手くいかなくなったら今度は何に乗り換えるのだろうか?こんな学者に日本はいつまで振り回されるのだろうか?【rakutentarou】
この本は経済学の本でなく、広く倫理や道徳の本だと思う。そして、アメリカ経済学を熟知した著者だからこそ、より内容に説得力がある。私が知る限り、著者ぐらいの地位と年齢で、ここまで自身の考え変えられる人間をあまり知らない。それだけでも十分に評価に値すると思う。そして、内容も非常に濃いものとなっている。この本を読んで、さらに参考文献まで手を伸ばしたくなってきた。会社で「仕事だからプライベートを犠牲にしろ!」と偉そうに言っている輩に、ぜひ読んでほしいと思う。本当にそんな仕事がしたくて生きているんだっけ??いつの間にか我々は経済学の合理主義に洗脳されていたのか・・・【ミヤティー】
そもそも小泉政権時代の政策にさまざまな批判が出ているこのタイミングで上梓されたのは何故だろう?とちょっと疑問を持ちました。 良いタイミングですね。内容としては非常の雑な議論な進め方、論証の揚げ方。似たような内容ではライシュさんの方がまだ納得感はある。特にブータンについてのくだりでは本当にこの人は学者なのだろか、このような人が政府なんとか委員になっていたことに憤りすら覚えました。また日経BPでのインタビューなどを読むに本当に懺悔されておられるのかすら少々疑問を持ちました。【babo】
下にあるpicanderさんのレビューでほとんど言い尽くされているのに、「参考になった」票が少ないのが不満で投稿します。picanderさんは・真理や正しさではなく、世の中の空気の変化に対応することが成功・学者も例外ではなく、学者に真理や真実を期待してはいけない・責任を取らない立場の人間の発言は、注意して聞かなければ自分がその責任を取らされる・時流に乗り続けるという意味で、著者は1ミリもぶれていない。 と、この本の性格をハッキリと要約できています。『もちろんそういう成功を目指す場合』、つまり、この中谷巌氏やどっかのケケ中氏のように、大衆を愚弄することで銭を掠め取るという成功を目指したい人にとっては、星5つなんだよ、と、しっかり書かれています。私の家族が騙されてこんな本を買ってきてしまったために、私は目を通す羽目に陥ってしまったのですが、今から読んでみようかと考えている皆様は、この本を手にとる前に、picanderさんのレビューを熟読することをお勧めいたします。【いいげる】
ディシディア ファイナルファンタジー アルティマニア (SE-MOOK) / スクウェア・エニックス推定累積売上部数【36449部】の口コミ
パスワード公開が一部だったり、一部アイテム入手方法に「???」と記載されているため、「『完全攻略本』と謳うにはちょっと・・・」と思ってしまいました。Ωで超完全版になるのかな・・・上記以外の部分で不満に思う点はありません。各キャラクターの技の派生情報、全ストーリーのマップ情報、コロシアム情報事細かに情報が網羅されています。【hanahana】
まさかこんなに分厚いとは、少し侮ってました。しかしそれだけ解析し甲斐があるということです。11のセクションからなる本書ですが全てを書ききれないので、個人的に気に入った、是非とも目を通して頂きたいセクションをいくつか書いていきたいと思います。 まずはキャラクター。習得アビリティは勿論のこと、攻撃アビリティをキャラクターごとにしっかりと掲載。ゲーム中でも確認できるのですが、分岐も分かりやすく書いてあるので、本で読むとまた一段と見やすいですね。ビジュアル面でやや欠けると思うかもしれませんが、アルティマニアアルファと併せて読めばまた見方も違ってくるはずです。 次にストーリーモード、ゲームの核となる要素です。ステージマップからピースの配置までしっかりと掲載。コンプリート率を高めたり、レアピースを出現させたりと、何度もプレイするモードですからしっかりと目を通しておきたいセクションですね。 そして1番のお気に入り、アイテムのセクションです。アクセサリセクションとも連動しているので、個人的には最も重要なパートでした。キャラクターの基本性能も大切ですが、このゲームでは装備品によって性能が大きく左右されるのは皆さんも周知されているはずです。装備品の発生条件から入手条件、そこからどのような素材が必要となってくるかを詳細に掲載されています。これでお気に入りのキャラに良いアイテムを装備させられそうですね。 たった一度の異説の為に作られたソフトですから、かなりの膨大なデータが存在しています。それを徹底的に遊び尽くすには、相応の時間と相当の努力が必要とされてきます。本書はそれをかなり軽減させてくれるはずです。本書特有のインタビューパートも充実しているので、さらにこのゲームに吸い寄せられてしまうのではないでしょうか。これできっと最強のキャラクターで、最高の異説を満喫できるはずです。【よっちゃん】
悩む力 (集英社新書 444C) / 姜尚中 / 集英社推定累積売上部数【176533部】の口コミ
最近のベストセラーですね。ちょっと前にNHKで夏目漱石を姜さんが語っている番組を見て本書を手に取った。テレビでみた記述があったりして、なるほどと思わせる部分が沢山ある書であった。アメリカ発の金融恐慌が進み、グローバル資本主義の見直しがはじまり、世界で困っている人々が増えている現在、本書の存在は特に日本では大きいのだと思う。生きている意味を考えるのは大変で答えはないのかも知れませんが、なぜ悩むのか、という事に関しては、僕たちは関心を持ち続けなくてはならない。その悩みは生きていく上で必要なものだからである。その悩みに向き合ってこそ、他者との関連の中での自分が理解できるし、見つけることができるから。そんなことを再確認させてくれる書です。漱石とウェーバーから「悩み」を見つけ出す手法であるが、なんてことはありません、僕たちがすべて経験でなんとなく理解していることですから、気にしないで読み進めましょう。そうすると、輪郭がぼんやりしていたものが、少しではありますが、はっきりと見えてきます。そんな手助けをしてくれる書です。【hiraku】
夏目漱石とマックス・ウェバーを手がかりに、「個人」「自我」「近代」「自由」「金」「知」「愛」などを通して、働く意味、生きる意味を問う青春の書。進路に迷う大学生なら、一読してみて損はないだろう。漱石の主要な小説の登場人物は、現在でいえば、パラサイトシングルであり、フリーターやヒッキーであるという指摘はなかなか面白かった。著者の母親の世代は、伝統的な慣習と信仰心を持ち、自然の摂理を大切に生きてきたが、近代化以降、「個人が属している共同体が信じている『宗教』」ごと共同体を失い、自由の中に放り出された現代人は、生きる指針を見失いがちであることを、自らの体験を交え、平易な言葉で語る。私には、巻末に記された漱石とウェバーの年譜がことのほか面白かった。【東京りりぃ】
コンパクトにまとめられた小気味の良いエッセイであると認識しました。記述されていることは、特に目新しいことがあるわけではありません。マスコミや世の中の流行をしかけているメディアと距離を持ち、自分の頭で考える力を大事にしていきたいと考えている人にとっては、この論調はすでに自明のことのような気がするのです。夏目漱石やウェーバーに対する彼の共感は、残念ながら同じ思いをしているわけではない自分はなかなか共感できませんでしたが、個人主義をおおまじめに議論した夏目漱石が現代につながるものを持っていることは共感できます。ページ数や新書であることの制約から、残念ながら浅いレベルでの提言としてとどまっているような気がします。このため、新しいことであるより、今まで議論されていたことの焼き直しのような気さえしてしまうのです。もう一段深堀りをし、生に対する好奇心と悩みをもっと展開していった作品であれば、さらに興味深くよめたことであろうと残念です。最後・・・ハーレイにのるの、別に大変じゃないよ。きっと。好奇心と時間とちょっとのお金があれば明日にでもかなう現実サイズのやりたいこと。【パタ】
これほど青臭い内容、これほど現代において問うこと自体を恥ずかしいと思う事柄について真正面から論じたこと自体、本当に立派な著書だと思いました。目をそらさない、はにかむこともしない。生きる意義についてもこの僅かなページで思いのたけを語っています。立派です。普通はできないことです。どうしてもこのような本は道徳の本のようになりがちですが、それとは全く違います。そして世界とのかかわりについても広い視野を得ることができると思います。若い人はもちろん、姜尚中と同年齢以下の誰もが共感を持つのではないかと思います。もちろん、それよりも年齢の高い方々にはシャラクサイかもしれません。それは年齢の持つ偉大な特質です。この本はそれも否定していないのです。私はこれを読んで小林秀雄の講演「現代思想について」を思いました。小林のような人が「現代思想」を語るのであるから、サルトルやフーコーやと思いきや、全く市井の人々の生活から入り、結果的に宗教や本居、仁斎に行くあたりが凄い、他人のものじゃないんですね、自分の悩みなんです。そして、とっても地に足がついている。特別な悩みや思想じゃないんです。姜さんも文中で身の丈のことを語っていたと思います。そのようなことを思うと、自分が思い感じた普通の感覚や思いを大事にする、それ自体を卑下する必要はない、ということが大事だろうと思います。そしてそれときっちり付き合っていく覚悟が重要なのでしょう。そういったことは特別なことではないし、特別な人が行うことでもない、と語っています。そして普通の生活の大事さも語るというちょっと最近見ない立派な本です。【haubenstock-】
もし今自分の人生や色々なことに悩んでいて、この本にその答えを求めて読んだとしたら少しスッキリしないかと思います。 悩むことを肯定的に言及されているので、あぁ〜悩むことは普通なんだ!自分だけが病んでるわけじゃないんだ!と思えることはできるはずです。では、今自分が抱えている悶々とした思いをどう解決すべきか。その答えまでは与えてくれていません。敢えて言うなら、悩み抜きなさい!とおっしゃっています。 本文ではご自身の経験を多く語られていますので、その経験と自身の経験を重ね合わせることができる世代や境遇の方の共感は得やすいのではないかと思います。私は共感とまではいきませんでしたが、人生の先輩の一人の話として色々な知識を与えてくれる作品だと感じました。 初めて著者の本を読んだので他の本はどうかわかりませんが、文中には大学教授らしい難しい言葉が散りばめられています。しかしご本人の人柄が出ているのか、そういう編集にされたのか、全体的には堅すぎずところどころ親しみやすさが見え隠れする文章となっています。【chisa】
オバマ大統領就任演説 CD Book / 小坂 恵理 / ゴマブックス推定累積売上部数【14877部】の口コミ
歴史のページがめくられる瞬間を体感したくて、就任演説の放送を聞こうとがんばったのですが、うっかり眠ってしまいましたので、私としては、本当にありがたかったです。英語苦手な私でも、ゆっくり読み返せるし。それに、恥ずかしながら、全然知らなかったのですが、11月4日の勝利演説を読んで、感動でうるうるしてしまいました。もっと、他の演説も知りたいし、彼のことをもっと知りたくなりました。せっかくだから、DVDも欲しいな…。【しましま】
同工の出版物が多数出現した中で、このCD版だけは、その存在意義や価値を見出すのに非常に難渋している。というのも、就任演説と勝利演説をともにフルヴァージョンで収録した、というところくらいしか、プラスに評価できそうな部分が見当たらないからだ。音声の編集にしても、勝利演説の方は11のトラックに分けて収録されているのに対し、就任演説は全体が1トラック処理されている。どのみち全体をきちっと通しで聴くことになるので、トラック分け自体にもあまり意味がないのだが、どうして構成が違うのか、なぜか気になる。さらに、対訳と謳っているが、日本語の訳文には「意訳」との断りがついている。「内容をより深く理解するため」と“言い訳”しているが、意訳では訳者の感性や判断などが入り込む余地があり、もしそれらの根本部分に誤解があったら、オバマ氏本人の意図するものが正確に伝わらなくなる危惧がある。今のところそうした致命傷には出会っていないが、日本で出す以上は日本語訳の方こそが命であり、その点の不安が拭いきれない。語注もほとんど最低限度しか付されていない。生声CD付き [対訳] オバマ演説集にあるような巻末の語彙集もないし、巻頭の評伝も質量ともに圧倒的に貧弱。出版合戦に後れをとってはならじ、と、とりあえず形だけ繕った印象しか持てないでいるのだ。そもそも本書のテキスト自体、同社のオバマ大統領就任演説 DVD Bookと全く同一である。じつはDVD版のテキストには、加えて04年の民主党大会基調演説と08年の指名受諾演説も含まれており、ここから就任演説と勝利演説だけ抜き取ってきた、とも見えるのだ。その意味でも、同社DVD版を持ってさえいれば、こちらのCD版はほとんど不要、と断言してもよさそうな気がするのだが。【ぶーのん】
就任演説の生中継を見て、オバマ氏にますます惹かれました。あらためて聞き直したい・手元に残したいという気持ちから購入。じっくりマイペースに聞き流しています。歴史の変わり目に立ちあえた興奮がいまだ冷めません。【aki】
日本時間の深夜に行われた、あの就任演説のCDが付いている。何度聴いても¨、いやむしろ聴くたびにアメリカという国の良い面に打ち付けられる。訳文も、オバマの人間性をきちんとキャッチしている。【アマクサ】
雨後のタケノコ状態の「オバマCD本」市場にあって、就任演説の「全文掲載」を果たしていることと、「税込み1000円」の求めやすい価格を設定していることは、素直に褒めてあげたいと思う。確かに翻訳がこなれていない点があることは否定しないが、大人が英語学習に使うのであれば、文章の意味が確認できれば足りるわけで、むしろこのレベルが好都合だったりする。【DZX】
ポトスライムの舟 / 津村 記久子 / 講談社推定累積売上部数【11102部】の口コミ
工場のラインで働く契約社員のナガセは、会社に貼ってあったポスターで、自分の年収と世界一周の費用がほぼ同じだと気付き、そんな自分の一年は重いのか軽いのかなどと考えつつ、世界一周を目指し、お金を貯め始める。一日の出費をいちいち書き付けて、お金のことにとらわれる日々。そこへ、シングルマザーになるべく友人が娘をつれて転がり込み…。 いろんな意味で先行き不安定な登場人物に囲まれ、日々お金のことばかり考えなくてはいけない地味な日常が淡々と描かれているだけのようなのに、読んでいる側が「あるある!」「わかるわかる!」と猛烈に賛同したくなる描写が多く、読んでいて退屈はしないし、読んでよかったなと思えるものでした。ラストがいいです。 【ぱぴぷ】
芥川賞受賞の表題作「ポトスライムの舟」は、主人公のナガセ、その母親、友人のヨシカ、そよ乃、りつ子とその娘恵奈、ラインリーダーの岡田さんと、せりふのある登場人物はすべて女性です。最後の最後にちょこっと、あの例の「世界一周クルージング」のポスターを貼った会社の課長が、ちょこっとしゃべるシーンがあります。 大阪と奈良が舞台なので、当然、生き生きとした遠慮のない関西弁が飛び交っています。作者は大阪出身・大阪在住の人間なので、「今、息をしている」「今、大阪のみんながしゃべっている」大阪弁なので気持ちいい。吉本の芸人がしゃべっているのはあれは大阪弁じゃありません。吉本弁です。 大阪〜奈良間の近鉄の乗車料金、大阪の地下鉄とか食事の細かな値段等々、大阪らしい細かい金計算がどんどん出てくる一方、春日大社、東大寺、興福寺、五重塔、国宝館、一言観音、阿修羅像、ボケ封じの茄子のお守り等、奈良の名所も登場しているのが嬉しい。 年収163万円の契約社員が、自分の年収とほぼ同額の「世界一周クルージング」を決意してお金を貯めるという慎ましやかな生活の喜怒哀楽が、不況下の今の日本に清涼剤となりえているのは、登場人物のキャラクターがみんな「暗くない」「前向き」だからでしょうか。はたして、163万円は貯まったのでしょうか。 一転、「十二月の窓辺」は、女性だけの職場という舞台設定で、みんな、標準語をしゃべっています。場所的特長が全くなく、ここが何処かまったくわかりません。V係長のいやらしさは、よく出ています。【ヒデボン】
私もちょっと前に、よく自分の生活を時間で割ってみたり、逆に金で割ってみたり、計算していたことがあったので、笑ってしまいました。格差とか、誰かとの比較なんじゃなくて、自分のなかで何が何と比べてより重みを置くべきなのか、計算していたのかもしれないです…。4人の大学の友達のなかで、たぶん主人公が一番さまよっていたんでしょうが、でもそれを考えることが、きっと生きることなんだと思いました。【くろじ】
主人公ナガセは、大学卒業後に『正社員』として4年間会社勤めするが、今は、『契約社員』として工場ベルトコンベアで乳液の容器を黙々とチェックする毎日。収入のない『無駄な時間』を過ごすことが嫌で、夜は友人のカフェでバイトし、週末はパソコンのインストラクターとして働く。一見、猛烈なようだが、本人はいたって淡々と働いている。29歳という微妙な年齢。自分の周りには、結婚して子育てしている人もいれば、バリバリ働いている人もいる。自分の労働とは何だろうと漠とした疑問をもちつつも、時間を無駄にしたくないで働く。職場の世界1周ボート旅行のポスターが気になる。クルーズの費用163万円は自分の工場での1年間の報酬と一緒だ。取り敢えず、世界1周旅行の『ささやかな夢』をもちつつ163万円貯めることを決意する。アラフォー世代が、自分の『欲望』を貪欲に追い求め続けているとすると、アラサー世代は、普通に『しみじみと生きる』ということだろうか。カフェを開業した友達、横暴で自分勝手な亭主を抱え離婚の危機に直面している友達、玉の輿の専業主婦になり自分の子供のことにしか関心のない友達、大学時代の3人の女友達との交わりがナガセの『世界観』を巧みに表現している。ストーリーとしては盛り上がりなし。心の深い葛藤もなし。読後に『しみじみと生きる』主人公に対する共感からか爽やかさを感じる。ただ、玉の輿の専業主婦に対する嫌悪感が、主人公の人物をやや矮小化してしまい、男性としては残念さが残る。【ゆうき】
勤めていた職場内での「パワーゲーム」に疲れ現在は、工場のラインで働く女性の日常を「ゆるく」切り取った作品。ストーリーに大きな盛り上がりはないものの硬軟交えたエピソードがテンポよく展開。内面の描写や回想もほどよく挿入されるので、冗長にはなりません。時にゆるく、時にシビアに—波に揺られながらも、転覆することないカヌーのようにしなやかに生きる登場人物たちの姿がたくましく感じられます。個人的に、好きな場面は多くありましたがなかでも最後の数行が、情景・台詞ともにさわやかでとても強い好感を抱きました。派手さはないけど、誠実で堅実な内容で本を閉じたとき、いいなぁと感じる本作。純文学や芥川賞受賞作に敷居の高さを感じている方にこそ、読んでいただければと思います☆☆☆【juri+cari】
ローマ亡き後の地中海世界 下 / 塩野 七生 / 新潮社推定累積売上部数【14720部】の口コミ
塩野さんはイタリア贔屓なのでカルロス五世というかスペインに対しては辛辣に書いています。例えば、せっかく武力でチェニスを占領しても、その土地の統治に積極的に関与しようとはせずにほったらかしにするだけとか、近視眼的な政治センスしかないとか(p.335)。 塩野さんは意識的に省いていいるんだと思いますが、カルロス五世(在位1516-56)は大変だったですよね、イスパニア王となった翌年にはルターが『95箇条の論題』を教会の門に張り出して宗教改革をおっ始めてドイツのプロテスタント諸侯はシュマルカルデン同盟なんてのもつくってしまう。フランソワ一世に至っては、1535年にトルコと同盟まで結んで対抗してくる始末。疲れ果てたカルロス五世は最後、修道僧となって王位を息子のフェリペ二世に譲って引退するほど。その後、スペインは1557年と1560年には国家が破産するのですが、ブローデールなんかは『地中海』で、「対トルコ戦争は、スペインの狂気か?」という一章をわざわざ設けるほどの負担だったんですよね(『地中海 IV』p.122-)。 まあ、それはさておき、レパントの海戦に関して《いずれも「海のプロフェッショナル》であることでは同じの、一方は海賊、他方は、常設の海軍を維持していた唯一の国であるヴェネチアの男たちが、初めて正々堂々と正面切って激突した、海戦であった》(p.340)というのはなるほどな、と。塩野さんはレパント後の地中海世界について拉致されたヴェネチア貴族の娘チェチリアが生んだムラート三世がトルコ帝国の皇帝になるという方向に筆を進めていきます。当時は、キリスト教徒の子どもが海賊たちに連れ去られ、改宗させられた上でトルコ社会で上昇していく例が多かったんですね。【ib_pata】
まず、(上)刊行から約1ヶ月で(下)が刊行されたことを嬉しく思う。そして2冊を一気に書き上げた著者のエネルギーに敬服する。本書はオスマン・トルコの台頭からレパントの海戦に至る歴史を大きな視点で描く。著者は「海の都の物語」と違って地中海全体を眺めたのが「ローマ亡き後の地中海世界」だとするが、本書も西地中海、つまり北アフリカから繰り出すイスラム教徒の海賊と迎え撃つ西欧キリスト教諸国が物語の中心。海が苦手のトルコは西欧への攻撃のために海賊を支援し、遂には赤ひげ等をトルコ海軍総司令官に任命する。赤ひげがフランスに国賓として滞在中にも海賊業に励んでいたのには驚いた。迎え撃つ西欧諸国側も傭兵が活躍する。スペイン海軍総司令官となったアンドレア・ドーリアがその筆頭。ドーリア対海賊の戦いが本書中盤のハイライト。西欧連合の足並みが揃うことは稀で、名将ドーリアが奇妙な負け方をしたプレヴェザの海戦とスペイン王のアルジェ遠征失敗が響き、海賊にやられ放題の時期を迎える。名もない人の苦しみが続く様は哀れだ。しかし、トルコが本格的に西地中海に遠征したマルタ島攻撃を退け、レパントの海戦で西欧が勝利してからは、西欧が自信をつけ、さらに地中海の地政学的重要性の低下もあって、海賊は下火になる。レパント後の空気を伝えるエピソードが良い。本書は森を語り、樹(例えば東地中海での攻防やレパントの海戦の詳細)のうち著者の既刊書に譲れるものは譲っている。本書で一連の歴史に初めて接する人は戸惑うかもしれないが、まずは大きな時代の流れを掴んで、巻末附録二掲載の本を読むとよいだろう。それらの本を読んでいる人にも樹の各々が森のどこに位置するかを確認でき、マルタ島攻防記等、初めてじっくり読む話もあって、やはり本書はお薦めだ。オスマン・トルコの歴史への誘いにもなるだろう。【ともぱぱ】
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則 / 本田 直之 / 大和書房推定累積売上部数【11371部】の口コミ
人の行動の95%は無意識からのもの。であるならば、その無意識にいかに必要な行動を組み込むか。組み込むことで長期的に発生するであろう面倒くさいことを省くことが出来る。これがこの本のテーマであり、そのメソッドが55項目分、この本に書かれています。「面倒くさがりや」をコアの読者対象にしてあるだけあってか、難解な文章は全くなく、気楽に読めて、且つすぐに実行出来るようなメッセージが書いてあります。そこまで真新しい教えはありませんが、改めて出会うメッセージも含め、55項目のうちいくつかは響くものがあるだろうといった感覚で気楽に読んでみてはいかがでしょうか。【ligaya】
内容は効率的に成果をあげようとする問題意識を持つベテランビジネスマンであれば、誰でも実行しているようなことが多く、やや当たり前の感があった。しかしながら、中には惰性に流されている習慣に対して、ずばりと指摘している事もあるため、「気付き」が得られるといった点では一読の価値あり。入社3年目までの若手社員にはとても参考になると思われるため、お薦めしたい。1時間程度で完読できる。【たか】
小さな面倒をやっておくことが、後々の大きな面倒なことを避けることになる。究極の面倒くさがりの著者が、ここで述べていることはメモをする、朝5分に一番力をそそぐ、できない理由は考えない、しっかり眠る。と、当たり前のことばかりである。ただ、それをしっかり実践していくことが結果として効率的な行動につながることがよく理解できました。すぐにでも実践していきたいと思います。【ä??æ??ã??ä??】
私には1200000%無理な話でした。この本では「パソコンが15年の間に必要になったのだから、英語もあと10年で必要になる」との述べてられてます。パソコンはWINDOWS95とIE2.0で画期的に使いやすくなりましたが、英語は昔から英語なのに。10年後に今よりさらに重要になるとは、思えません。日本に入ってくる『外国資本』『外国人労働者』、進出先としての『外国』とのコミュニケーションが増えるとの考えは、筆者と同感です。しかし、それが英語圏だとは、私には思えません。【ぱとらっしゅ】
55個のコツが同じ体裁で掲載されています。著者にとって何がポイントなのかを知るには、1日もあれば理解できます。「最初から順に」ではなく、それぞれが独立しているので自分が気に入ったものを何個か選び実行して効果が出れば続けるというスタンスで良いかなと思います。ただ、「法則」のなかにはとても短期間でできるものではないものもあるので(行動の無意識化など)、自分のペースで進めていきましょう。あと、著者の今までの本を読んで共感がわかない方にとっては、あまり効果がないと思います。コンセプトは前書までと同じです。【Ryucon】
人間の覚悟 (新潮新書 287) / 五木 寛之 / 新潮社推定累積売上部数【21428部】の口コミ
資本主義は崩壊し、世の中は鬱状態に入り、命の価値は低くなり・・と。こんな時代に求められるキーワードは、著者の説く「覚悟」なのかもしれない。人間は強欲で罪深いもの、生まれた瞬間から死への旅人。人生は不条理に満ちており、絶えず崩壊の過程にある。しかし、それらを覚悟して生きていかなければならない。そうすれば、目の前の小さな幸せにも感謝の念が湧いてくるというもの、だと。以上、大枠は共感できる内容なのだが、文章自体はやや冗長な気がする。評論や引用が多すぎて、メッセージの核心がぼやけ気味だ。ま、これが博識な著者の持ち味なんでしょうけど。【アマゾン次郎】
これから地獄のような時代がくる。人間は何をやっても苦しむ。他人を信用すれば裏切られる。と不安をあおった上で仏教的立場から、すべて諦め、覚悟し、受け入れろ。と説いている。大量の問題を提起しておきながら、対処方法は、受け入れることだという。タイトルは「人間の覚悟」だが、覚悟を決めてなにかをしよう。変えよう。という本ではない。【村上さん】
久々に良書と出会えたことに感謝しております。時代は今、鬱的になっているそうです。地獄の門が開かれた、という冒頭から、グイグイと引き込まれます。年間自殺者も、実際には三万人どころじゃないようです。それほど、日本社会は地獄です。読み終えて、むくむくと勇気が沸いてきました。私もいさぎよく人生オワタの覚悟をできたので、テンションあげて、負けずにできることをして、がんばって生きていこうと思います!!【怪人!キモオタ・ニートヴィッチ】
五木寛之という作家は、終戦の時に朝鮮は平壌から福岡に引き揚げ、小学校〜高校を福岡で過ごし、青雲の志を抱いて上京、早稲田の露文科に入学。生活のために売血をし、大学生協ではコロッケパンのコロッケ抜きが常食。結局授業料が払えず抹籍処分になった。五木寛之はある時休筆して今日との龍谷大学の聴講生となり仏教を学んだ。それ以来、自分の経験、歳を重ねての人間としての熟成を背骨に、変転極まりない現代に翻弄される人たちに向けて癒しの言葉をかけてくれている。この本は胸に染み入る言葉が沢山出てくる。たとえば、「ヨーロッパやアメリカ流の自然保護というのは、これ以上空気や水を汚して森を破壊すると最も大事な人間の生活がもたない、人間を守るために自然を濫費しないようにしようという考え方が根源になっています。しかし、それではもうだめなのではないでしょうか。そうではなくて、草木の一本、一石、一草にも虫にも動物にも心があり、魂があり、仏性がある、森にも山にも命があると考える日本人の伝統的心性こそ、環境について考える上で根本的大転換をもたらす新しい思想として現代に大きな価値を持つのです。」アメリカがつくった未曾有の経済危機。金融が自己増殖する幻ははじけた。世界はパラダイム転換すべきときを向かえており、新しい21世紀をつくるときに牽引車となるべきは日本人であろうと僕は思っている。それだけの良き歴史と蓄積を先人達は僕らにくれた。だから未曾有の経済危機であっても日本は比較的傷が浅い。この程度のことで心が沈み込むようでは、現代日本人はご先祖様に顔向けできないと思う。今、きついなあと感じている日本人には是非読んで欲しい。旧来の考え方にがんじがらめになって自分自身を苛んでいる愚を、やわらかく諭してくれるだろう。【韓国の龍】
「生きるヒント」を読んで以来、五木寛之さんの「人生観」や「思想」、宗教(特に仏教)的視点から見た様々な事柄の解釈は、非常に自分の心に響く物を感じます。本書も「覚悟」という言葉をキーワードに、五木寛之さんがこれまでに見聞きしたり実体験した様々な事柄について触れていますが、文章のひとつひとつが心に響いてくる内容になっています。五木寛之さんのすごいところは、宗教的な視点や教えを多用するのですが、私のようにあまり普段の生活において宗教的な事柄に関心の薄い人が読んでいても、「こういう考え方もあるのだな」とまったく押しつけの無い感じで読ませてくれるところだと思います。本書の終盤は、人間というものの本質が少し怖く感じられるような体験が語られ、気持ちが沈む場面もありましたが、その人間の本質と言うものを綺麗ごとを並べずに真正面からとらえる部分は、大変興味深く読むことができました。「生きるヒント」のころに比べれば文庫本の値段もだいぶ高くなったと感じていますが、手にとって読んでみて後悔しない価値ある1冊です。【おじさんゲーマーでした】
オバマ大統領就任演説 DVD Book / ゴマブックス推定累積売上部数【11892部】の口コミ
オバマさんの就任演説は、生で同時通訳で見ましたが、改めて見るととてもよかったです。同時通訳は、どうしても限界があるので、日本語字幕でおちついて見ると全く違う感じです。まだ一度しか見ていませんが、日本語字幕もとても良いと思っています。通訳の場合、またこうした一般向けの場合、一番大事なのは、日本語として解りやすいかであり、そういう意味で問題ないと思います。通訳は、100%できません。映画などでは、原文と全く違う事を伝える事もありますが、一般向け通訳の場合、あくまで日本語として、聴きやすいことが大事です。原文を100%理解したい人は、辞書を使って自分で英語を理解するしかないでしょう。実は、オバマさんの演説をまともに聴くのは、生で聞いた就任演説以来2度目ですが、彼のスピーチは、奇をてらうものは、一つもなく、誠実な自分の信条と、民衆に対する言葉の積み重ねでした。現在のように、世の中複雑すぎて、よく解らない時には、こうした原則に乗った話は、とても良いですね。とてもよいDVDだと思います。【ano】
勝利演説の映像が見られるとは、感激しました。泣けてしまいました。米国民が羨ましく感じられます。演説後の映像もたっぷりありました。就任演説とあわせて、歴史に残る貴重な瞬間。まさに完全保存版です。【しましま】
DVD には大統領就任演説と大統領選勝利演説の映像2本が収録されています。映像そのものは YouTube の C-SPAN チャネル(http://www.youtube.com/user/CSPAN)で合法的に見られるものとほぼ同じ(始めと終わりが少し異なる。勝利演説は演説後聴衆に応える様子を 8 分ほど収録)。画質も YouTube の高画質版と同程度だったので残念でした。この内容・この画質なら 2004 年民主党大会基調演説も映像で収めてほしかった(実はそう思って買ったんですが、確認不足でした)。もちろん日英字幕が付いていることは付加価値として評価できるんですが……この価格ならこの程度ということなんでしょうか。就任演説と勝利演説の翻訳は、DVD 本のためか字幕翻訳を意識したものとなっているようです。訳文が、内容を削ってまではいませんが、短めの文に区切られています。DVD の字幕と本の訳文は同じ内容です。本分 95 ページ中、映像が収録されている就任演説+勝利演説が 64 ページと大半を占め、大きめのフォントが使われています。2004 DNC 基調演説と民主党候補指名受託演説は小さいフォントで、行間もかなり詰まっています。後者は行間にメモをするのは無理でしょう。就任演説http://www.youtube.com/watch?v=VjnygQ02aW4勝利演説http://www.youtube.com/watch?v=7wJ-2Zu_Iic【cu39】
TVの放送を録画し損ねてしまったこともあり、保存版にするつもりで購入。ボリュームのある内容に、たいへん満足しています!!【ちぃ】
力強いメッセージを放つ、新奇な大統領。それを歓迎する、米国民。海を隔てた大国から発する、大きなうねりが、映像とともに迫ってくる。CDでは味わえない迫力があった。国のトップを決める際の、この盛り上がりようは、うらやましくもある。【アマクサ】
パワプロクンポケット11完全公式ガイド (KONAMI OFFICIAL BOOKS) / コナミデジタルエンタテインメント推定累積売上部数【8852部】の口コミ
彼女攻略から試合に勝つコツまで、初心者から上級者まで見応えのある攻略本でした。編集部作成のオールAの選手や160キロ投手のパスも載っているので強い選手が作れない人はこのパスを使用するのもいいかも?表サクセスは彼女を作らないと超特殊能力が取得出来ないんですが、その攻略法が載っています。これを見れば超特殊能力を持った選手を作成するのも楽でした。また超特殊能力にこだわらなければ彼女を作らない方がイイ選手が作れるなんてヒントも載っていました。攻略に困っている人は買いだと思います。(評価を4にしたのはアイテムを購入した場合の彼女攻略しか載っていなかったからです。アイテムを購入する為にポイントを貯めるのは大変なので、アイテム無しでの攻略法も載せて欲しかった。この理由から評価は4です。)【ぐるぐる】
謎だったことすべてわかりました。これに載ってない情報はないんじゃないのかと思う。パワポケユーザーなら是非。【愛犬家】
天地人〈上〉天の巻 / 火坂 雅志 / 日本放送出版協会推定累積売上部数【76500部】の口コミ
火坂雅志さんの文章ははとても読みやすく気に入っています。ただ私はこの原作本の前に、近衛龍春の「直江兼続と妻お船」鈴木由紀子の「花に背いて 直江兼続とその妻」を読んでいるので、展開がスキップしているように早く、少し物足りない感じがしました。話としては悪いとは思わないのですが、もう少し詳しく書いて欲しかったというのが、正直な感想でしょうか。【chutaro】
大河ドラマが直江兼続を取り上げるというので楽しみに原作を読んだ。そして愕然とした。小説であるからには架空の人物を登場させたり、作家のオリジナルエピソードが盛り込まれていても、それが構成上必要であるならばある程度は仕方がないのかもしれない。ただし、それはあくまでも物語や登場人物の演出上必至であるか、物語性を高めるものでなければならないだろう。物語のテーマや本質、史実を歪ませるものであってはならない。その点でこの原作は首をかしげることが多々あった。文章も然り。冒頭から教科書を読んでいるかのごとく物語に引き込まれないことに苦慮して読み進めた。人間が描けていない上に、時折出てくる注釈めいた文章が物語を興ざめさせる効果をもたらし、学生の習作を読まされている気分だった。直江兼続に着眼するのはよかったが、作家の力が未熟過ぎたということか。直江兼続の名誉のために、NHKのスタッフが原作とどっこいの大河ドラマを制作しないことを心から祈ってやまない。【kelly35】
ハードカバーに比べて買いやすい値段で、字も大きくとても読みやすいです。徳川家康と対峙する北の関が原のあたりが、新たに書き加えられているようです。妻夫木君主役の大河ドラマを見るうえでも、直江兼続の生涯を知るうえでも最適だと思いました。【GREENTEA】
歴代の大河ドラマ原作の中でも最軽量級の、ライトノベルよりライトな作品。内容以前にまず素人の自費出版かと疑うような魅力の無い文章で、読み進めるのが苦痛です。ストーリーもマンガレベル、というとマンガに失礼でしょう。歴史小説がどこまで史実に忠実であるべきかは難しい問題ですが、この小説はそんな史実がどうこうという次元にはありません。「花の慶次」あたりを読んだ高校生が直江兼続を主人公に小説を書いてみました、というレベルの作品。それが何と大河ドラマの原作というのですから、恐ろしい世の中になったものです。もっとも、ドラマ化に際して「原作を冒涜した」という非難だけはまずありえないでしょうから、そういう意味では賢い選択だったかも知れませんね。【三擦亭候】
越後人ですが、直江兼続のことを知りませんでした。大河ドラマになることを知り、読んでみたいと思っていましたが、同名のハードカバータイプのものは価格が高く、文字も細かくて読みにくい印象だったので買わずに待っていたところ、同著者により加筆された形で、これが出版されたので早速、購入。上・中・下巻と長いのですが、文字も大きく印刷されており、価格も手頃。しかも読みやすいので一週間ほどで一気に読破できました。直江兼続の生涯や思想、それに心熱くなるエピソードなど、目を奪われる迫力ある場面、物語の面白さ、歴史小説の苦手な私でも夢中になりました。 大河ドラマ放送開始直前!読むなら、この一冊を絶対にオススメいたします(≧▽≦)!原作が面白いからこそ、ドラマにも期待できるのではないでしょうか。それを抜きにしても新潟の人ならば、直江兼続を知っていて損はないと思います。【こゆき】
天地人 前編 (1) (NHK大河ドラマ・ストーリー) / 火坂 雅志 / 日本放送出版協会推定累積売上部数【16571部】の口コミ
中高年男性の歴史ファン層だけでなく,俳優の美麗な写真を惜しみなく使用しているため,美男子目当ての主婦層にも満足のガイドブック。「直江兼続」のような良くも悪くも地味な武将が主人公の大河では,本書の冒頭折り込みにある登場人物の関係図がスムーズな物語の理解にはかかせない。本編にある配役紹介+インタビューも面白いが,取り扱いは小さいながらも俳優写真横にある登場人物の略歴欄(=例えば「直江兼続」はこういう人物だったという解説のこと)が個人的には大好き。このシリーズは毎年そうだが,登場人物それぞれにドラマチックな文章で書かれてあり,TV視聴時の登場人物に対する感情移入に一役買っている。NHK大河のお供に最適な良書である。【櫻前線】
NHK大河ドラマ「天地人」をいろいろな角度からの紹介・解説しています。まず、登場人物の関係が図によりわかりやすく説明されています。そして直江兼続役の妻夫木聡、上杉景勝役の北村一輝、お船役の常盤貴子等、主な俳優15名に 自分の演じる人物についての思いをインタビュ−しています。 また、原作者の火坂雅志の他、脚本、語り、音楽、題字(武田双雲)所作指導、殺陣武術指導CG担当者にも各1〜4頁を当て、各人がドラマの見どころ等を語ってくれます。 最後に放送回ごとのあらすじがまとめられていますが、見逃した回があったら読みなおせばとても便利です。(篤姫の時は結構お世話になりました)俳優の魅力、時代の魅力を徹底的にビジュアル化。 NHKが総力をあげた作品であることが、ひしひしと伝わってきます。「天地人」を1年間楽しみたいと思っている人にはまずこの本をお薦めします。【至高の豚】
妻夫木君、文句なしにかっこいいです!カラー写真満載だし、役に対してのインタビュー、撮影現場でのエピソードなどが盛りだくさんで飽きません。ドラマをより楽しく見るなら一冊あって損はしないと思います。【こゆき】
夢をかなえるゾウ / 水野敬也 / 飛鳥新社推定累積売上部数【760757部】の口コミ
かなり面白いです☆自分の生活態度や人に対する態度などなど、自分を見直して考えさせられました☆【ゆぅちん】
ひとことで言うなら☆爆ウケ☆でした。吸い込まれるように読み進み、気付かされることも多かったです。実践し続けられるかどうかはちょと疑問 f(^_^;)ガネーシャさまが『いつまでも一緒にいる訳にはいかんのや…。』みたく主人公の前からフェードアウトしていくようすがなんとも寂しく涙ちょちょきれてしまいました。。。そのぽっかり空いてしまった喪失感を埋めるべくワタシは京都のロフトでガネーシャさまのストラップをゲッチュしました。(-_☆)キッラ〜ン【教え】もうなづけるものばかりですが、それよりなによりガネーシャさまのそのキョーレツなキャラクター。。。。。。まさに“ネ申”やと思います。【片山のツレ】
なくすまでは、何が大事かよくわからない。この表紙のゾウは、無茶苦茶なテンポながら大事な事がいかにシンプルで、周りにあふれているかいつの間にか気づかせてくれます。 主人公と同じ、一人が凍みるときに読みたい本。【mahory】
あまりドラマ化された物とかから読むのが好きではなかったんですが母がNHKの番組で、くさなぎさんとつるべさんが声をやってて面白かったからと買ってきて絵がないからと放置されていたのをなんとなく手にとったらやられました…引き込ませるのが上手な本ですね。関西弁じゃなければそんなに感情移入できなかったですし。自分は中盤頃からやっと本に飲み込まれるのがいつもなのに7頁目位から虜になってしまいました。読んで損はありませんね。【RA】
関西弁で面白可笑しく自己啓発ってとこでしょうか?1976年生まれの水野さんの網羅的所謂成功した人から導きだされる当たり前だけど、忘れがちな教え。そしてその教えが自然に身に着けば間違いなく成功という文脈では語りつくせない幸福な人生がおくれると思いますよ。成功とはお金だけでないことを本書から読み取ることが出来るかが大きな分かれ道の様に思います。単なる金もうけのためのノウハウだと捉えると、間違いなく足を掬われます。ガネーシャの課題を知らないうちに既得している人は沢山いると思います。またガネーシャの課題を一つも実践出来ていない人も沢山いると思います。一番大切なことは努力、勤勉というバックグラウンドを認識し、楽してただ飯食おうという甘えを完全に捨て去ることですよね。どこかの国の寄りかかり民主主義の平和ボケ国民の様な甘えから。【dream4ever】
天地人〈下〉人の巻 / 火坂 雅志 / 日本放送出版協会推定累積売上部数【62206部】の口コミ
直江兼続との出会いは、中学生か高校生くらいに読んだ司馬遼太郎の関ヶ原。閻魔大王への手紙とともに小者の家族の首をはねたり、朝鮮出兵時に書物をあさったり、殿中で伊達政宗と堂々とわたりあう、あるいは手玉にとる逸話、三成と家康挟み討ちの謀議をこらすシーン、そして、そして、直江状のシーン、とにかく兼続はかっこよかった。こうしたエピソードはどこまで史実かわからないけど、火坂さんの天地人はこれらが捨象されていたり、書き込み不足だったりしているせいか兼続がいま一つかっこよくない。正直ものたりない。ただ火坂版では司馬遼版にはない関ヶ原後の兼続に会うことができる。決して派手ではないが米沢藩の民政に大きな功績を残したり、上杉家存続のため卑屈なまでに本多正信とのコネにこだわったり、大坂の陣の真田幸村の活躍を眩しく眺める兼続は、かっこよくないけど、それなりに魅力的であり、共感を覚える。私自身は上中下の3巻を2日程度で一気に読了してしまった。盛り上がりにはかけるけど、読みやすく、一旦読み出せばそこそこおもしろくてはまるとういうのが私の感想です。気軽に手に取ってみてください。【アマゾニア】