【文庫】週間ランキング2008年10月13日 付集計分

容疑者Xの献身

【1位】容疑者Xの献身 / 東野圭吾 /文藝春秋

魔王

【2位】魔王 / 伊坂幸太郎 / 講談社

マリア様がみてる 卒業前小景

【3位】マリア様がみてる 卒業前小景 / (著)今野緒雪/(イラスト)ひびき玲音 / 集英社

ナイチンゲールの沈黙 上

【4位】ナイチンゲールの沈黙 上 / 海堂尊 / 宝島社

ナイチンゲールの沈黙 下

【5位】ナイチンゲールの沈黙 下 / 海堂尊 / 宝島社

少年陰陽師 迷いの路をたどりゆけ

【6位】少年陰陽師 迷いの路をたどりゆけ / (著)結城光流/(イラスト)あさぎ桜 / 角川グループパブリッシング

かんじき飛脚

【7位】かんじき飛脚 / 山本一力 / 新潮社

探偵ガリレオ

【8位】探偵ガリレオ / 東野圭吾 / 文藝春秋

闇の子供たち

【9位】闇の子供たち / 梁石日 / 幻冬舎

心霊探偵八雲 3 闇の先にある光

【10位】心霊探偵八雲 3 闇の先にある光 / (著)神永学/(イラスト)鈴木康士 / 角川グループパブリッシング

予知夢

【11位】予知夢 / 東野圭吾 / 文藝春秋

お腹召しませ

【12位】お腹召しませ / 浅田次郎 / 中央公論新社

赤まんま 慶次郎縁側日記

【13位】赤まんま 慶次郎縁側日記 / 北原亞以子 / 新潮社

純愛ロマンチカ 6

【14位】純愛ロマンチカ 6 / (著)藤崎都/(原作・イラスト)中村春菊 / 角川グループパブリッシング

パコと魔法の絵本

【15位】パコと魔法の絵本 / 関口尚 / 幻冬舎

らき☆すた スーパー童話大戦

【16位】らき☆すた スーパー童話大戦 / (著)竹内10日/(原作・イラスト)美水かがみ / 角川グループパブリッシング

身代わり伯爵の潜入

【17位】身代わり伯爵の潜入 / (著)清家未森/(イラスト)ねぎしきょうこ / 角川グループパブリッシング

ゼロの使い魔 15 忘却の夢迷宮

【18位】ゼロの使い魔 15 忘却の夢迷宮 / (著)ヤマグチノボル/(イラスト)兎塚エイジ / メディアファクトリー

無痛

【19位】無痛 / 久坂部羊 / 幻冬舎

ミスマルカ興国物語Ⅲ

【20位】ミスマルカ興国物語Ⅲ / (著)林トモアキ/(イラスト)ともぞ / 角川グループパブリッシング

居眠り磐音 江戸双紙 27 石榴ノ蠅

【21位】居眠り磐音 江戸双紙 27 石榴ノ蠅 / 佐伯泰英 /双葉社

千里眼 優しい悪魔 上

【22位】千里眼 優しい悪魔 上 / 松岡圭祐 / 角川グループパブリッシング

さまよう刃

【23位】さまよう刃 / 東野圭吾 / 角川グループパブリッシング

千里眼 優しい悪魔 下

【24位】千里眼 優しい悪魔 下 / 松岡圭祐 / 角川グループパブリッシング

ユージニア

【25位】ユージニア / 恩田陸 / 角川グループパブリッシング

たった3秒のパソコン術

【26位】たった3秒のパソコン術 / 中山真敬 / 三笠書房

チーム・バチスタの栄光 上

【27位】チーム・バチスタの栄光 上 / 海堂尊 / 宝島社

美女に幸あり

【28位】美女に幸あり / 林真理子 / マガジンハウス

チーム・バチスタの栄光 下

【29位】チーム・バチスタの栄光 下 / 海堂尊 / 宝島社

あやし うらめし あなかなし

【30位】あやし うらめし あなかなし / 浅田次郎 / 双葉社



容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) / 東野 圭吾 / 文藝春秋推定累積売上部数【382270部

先週順位
1位】の口コミ

驚異的な頭脳と献身性をみせる石神に対して靖子はさまざまな場面で自分で決断できず他人に流される決して魅力的とは言いがたい女性であるしかしそこに恋慕の情が生まれる不思議なものだその納得できない部分を映画で補いたいと思う【3.141592】

石神は死を覚悟したとき靖子に救われた。彼の数学に対する情熱を再び与えてくれたのも靖子だ。一度失った命を靖子と娘のために捧げたのは納得です。一生刑務所の中でも彼のやりたい研究はできるのだ。紙と鉛筆さえあれば。。。(なくても出来るか・・・)やり方は少々乱暴だけどね。【ZOLA】

僕は石神には終始感情を移入できる。もてない男はその理由が自分の内面にあることを理解しない。そして「自分の外見が悪いから」と内にこもる。でも、僕も理系人間だから、そういう面はある。だから、読者としては、石神に救いがあればいいのに、と思う。一方、湯川はよくわからない。何のために彼がいるのかわからない。さらにいえば、なぜ湯川がこの結末を選んだのか、選ぶ必要があったのか。湯川という一見乾いた実在感のない男前のキャラクターを通じ、作者は何かをカムフラージュしているように見える。途中まですごく面白いのに、後半で話が急に収束してしまうのも惜しい、と感じた。【tamaxy】

読み終わった直後(ホントにラスト1行読後)、「またか、東野圭吾!」。次に「何故、直木賞?最近のご褒美賞化の流れ?」。ほんっとに人物描写が薄っぺらいし、石神はキャラ立ちしているのに背景描写が薄いので「なぜ、その状況に自身を追い込んだのか」が全く釈としない。湯川と警察の関係も自然に書いているつもりで不自然極まりなく、例えば警察関係の友人が一人でも筆者に居るなら、こんな関係は発生し得ないことも判るはずだし。未読の方のために詳述できないが隣に越してきた女性に惹かれて生きる縁を得る行も納得感がない。女性の何が魅力的で石神を惹きつけたのか、皆目描かれていない。(単に好みの女性を見かけただけなら、それは良かったねという話)感情移入が出来ない分、ラストの場面の畳込みの性急さと置いてけぼり感が「手紙」と重なり、正直、あまり「人間描写」に移らずに「広義のミステリ作家」として居る方がいいと思う作家さんです。オペラは書けなくても偉大な作曲家は沢山いますので、是非得意なフィールドで深みを増して欲しいなあ。「名探偵の掟」なんか捌けてて良かったですよ。【自転車ャーリー】

ずっと気になっていながら、文庫になるのを待ってしまいました…。東野作品は必ずと言っていいほど最後に「えーっ!!」という驚きや裏切りが待ち受けていますが、この作品に関してはタイトルもそのままだし、映画の予告もジャンジャン公開されているのでまさかそんなどんでん返しはないだろう…と思っていました。そして、確かに驚きや裏切りが待ち受けている…というわけでもないのですが、でも真実が明らかになったとき、胸に突き刺さるものがあり、涙が出てきてしまいました。これほどにまで深い愛情が、この世に存在するのだろうか…これは確かに「献身」だと。とは言え、個人的にはそんな理由でそんなことしちゃダメでしょ、とも思っていますが。【kyocomama】

魔王 (講談社文庫 い 111-2) / 伊坂 幸太郎 / 講談社推定累積売上部数【40618部】の口コミ

本作品は少年サンデー連載の「魔王」の原作です。但し、根本に流れる思想はほぼ同一ですが、かなり違うものです。・表紙及びタイトルは悲壮感じみていますが、本書内容は「文学」的です・読後感も結構爽やかですし、サクサク読めます・自分でしっかり考え、周りに思考停止状態で追随しないようにしよう、と思います私はコミックを読んで、原作を読みました。どちらも良い作品だと思います。お勧めします!【逆襲のシャア】

読んでいて、熱くなる本でした。エンターテイメント性が思ったより高かったです。どろどろしたものもあるが、読後感は悪くない。【Cassino】

日本人とマスコミ・政治家との関係をシニカルに描いた「魔王」と、その五年後の様子を眺めた「呼吸」という、登場人物の同じ二つの小説から構成されています。前者が問題提起、後者がその結果と言ってもよいでしょう。例えばインターネットで検索して「答え」を見つけることで満足していたり,提供された選択肢のみから「答え」を選ぶだけで別な選択肢をみつけようとはしないといった、「自分で考えることをやめてしまった」という最近の風潮が指摘されています。その危うさを独特の舞台設定で伝えてくれる本でした。【vatmideo】

若者達の政治議論に新鮮みも何もない。ネットで腐るほどリピートされる書き込み内容。小説でそんな稚拙なものをダラダラ読まされるとは想像もしなかった。あとがきを読むかぎり、煽動されがちな世間の人々に流されない兄弟二人を描いている?でも彼らさえステレオタイプな台詞しか言っていない。自分には兄弟二人とその周辺の人間に何か境界線があるとは思えない。超能力の設定も何の味付け効果があるのか謎。【あまぐろ】

ナイフを持った男、銃を構えた兵士、迫りくる炎、猛スピードで向かってくる車、といったような、具体的に恐怖を感じられるものではない、漠然とした恐怖が描かれているように感じた。ヒトラーは悪の化身に思えるかもしれない。しかし、それは集団心理が生み出した、自分たちの思いを代弁してくれるだけのマリオネットや象徴としての価値しかなかったのかもしれない。もしそういった象徴がいなくなったとしても、実際には集団心理という実態のないものが存在し続ける限り、恐怖は存続する。そういった流れが、今後の『モダン・タイムス』で描かれる「システム」にもつながっているのかもしれない。本書を読む上ではストーリの本筋には影響しないが、『死神の精度』を事前に読むことが望ましい。【y.ito】

マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59) / 今野 緒雪 / 集英社推定累積売上部数【36269部】の口コミ

それはそれは、読んでいてとても気持ちのいいものなのです。ですが、今度こそ卒業か!? と、焦らされて待っている身としては「また時間稼ぎですか」的なちょっとガックリな部分も。これだけ待たされたのだから、さぞ素晴らしい卒業物語のはず、いや、そうでなきゃ許さない!という想いがどんどん積み重なって期待と不安が裏腹なのです。ヤキモキヤキモキ。瞳子のが期待を裏切らない出来だったので大丈夫とは思いますけど。————-個人的に考えちゃうこと・・・すでにステージとして完成されていて、どんな物語でも書ける舞台と小道具が揃っています。次代でも、これまでの過去の別視点でも、ずっと過去でも、山百合会以外でも、どんなストーリーも書けるはず。リリアンとスールがあるかぎり。だから、本編の方をさっさと完結してしまって、他のストーリーを2とか外伝やなにかとしてどんどん出して行く選択肢もあったはずーと思ったりもします。それはそれは、作者と編集者にとって勇気のいることでしょうけども。【kaminano】

 いよいよ明日は卒業式。 準備に余念のない祐巳たち在校生に対して、卒業生は手持ち無沙汰な一日なはずなのだが、いよいよ最後となると思い出やら未練やらやり残したこと、やらねばならないことなどが一挙に押し寄せて、結局なんとなく気忙しい。 写真部の蔦子さん、新聞部の三奈子さん、美術部の美礼さんなどの(蔦子さんは在校生だけど)、卒業前のささやかな儀式の点描。 それは、それぞれがこころを残さないため。 そして、クールなはずの祥子さまも祐巳との別れを前にして思わず激情がほとばしる。 春まだ早い陽だまりに、ぽつんと咲くタンポポのような掌編。【やじうま】

すっかり秋になったこのシーズンに読むには、少し早い卒業式前日のエピソードですが、物寂しい今にピッタリ。いよいよ、ついに祥子様・令様の「卒業」です。間に「お釈迦様」が入った為か、かなり久し振りの間隔な気が。とにかくこれ程長くずっと読み貯めてきた小説作品は、十代以来無かったもので、既刊を本棚に眺めて、「ここまで来たか…」と感慨深い気持ちでいっぱい。いつもながら時間軸を絶妙に操りながら読者を引きずりこむ文章力の卓越さには圧倒されます。卒業する薔薇様、見送る蕾、その妹達…それぞれの色彩違う花を最後までどう魅せてくれるか…楽しみでありながら、切ない。そんな新刊です。意外な組み合わせの薔薇達の会話や、相変わらず美味なところ独占の先代白薔薇様の登場も本当に嬉しい。表紙の祐己が、とても大人びて見えます。とにかく、マリみファンならば今更買うほか無いでしょう。【メロディハニィ】

それぞれが、それぞれのやりかたで卒業前の清算を果たしていく一冊です。ちょっと”意外な人”が”主演”もしていて、すごく嬉しかったです。結構、サラリと去年と違う祐巳の成長が語られていたりして、いろんな意味で、手のかからない主人公になったと思いますが、ここは作品の視野が広くなったなと好意的に解釈しています。マリみては、本当にいろいろなものを積み重ねてきた感じがします。(昔は昔で良いものですが)あまり意表をつかれるような展開もないのですが、それぞれの心情を推測できる、キャラクターの思考が理解できる、というのが心地良い読書感となっています。10代の読者も、大きなお友達も、おもいっきり感情移入しながら読むのが正解だと思います!^^今刊だけでは消化されていない部分もあって、次刊への伏線もいろいろ見え隠れしています。少し気になったのは、祥子様の記憶力に対するフォローで、これはもしや・・?など。次刊、ものすごく期待しています!!【夢野ヒトミ】

卒業式の前日、薔薇の館では恒例(?)の「薔薇様方の忘れモノ」探し。そこで見つけたのは、大分前に片方だけなった祐巳の黒っぽいリボンだけ。リボン込められたお姉さまからのメッセージに気付いた祐巳と祥子様のラストが秀逸です。1年前を知っている人も、知らない人も楽しめるないようでした。【木納明日香】

ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) / 海堂尊 / 宝島社推定累積売上部数【141800部】の口コミ

チームバチスタの栄光に比べてしまうと、若干トーンダウンした感が否めない。読む側もあれ以上のものを求めて評価してしまうので、これについては致し方ないですね。 実は一番残念だったのは、田口と白鳥のコンビがあまり生きてないところ。 途中で尻切れに居なくなってしまうキャラクターもあって、あれれ?という部分もありました。ナイチンゲールの沈黙は短い間に書かれたようなので、もっとじっくり書いて欲しかったです。ジェネラルルージュに期待します。ジェネラル・ルージュの凱旋【たかじん】

医療現場のリアルな描写をカラフルな人物でコミカルかつ軽快に「バチスタ」にすっかり魅せられ、続編も迷わず手に取りましたが、今回は失敗に終わりました。まずこれはSFです。(別に宇宙人は出てきませんが・・・)同じ病院で繰り広げられる医療ミステリ仕立てですが、謎はかなり後にならないと出てきません。(冒頭にさわりはありますが)そして、おおよその展開は途中で予想がついてしまいます。謎解きの部分はあまりに非現実的なので白けます。特にエンディングに向けての結び方は強引かつ不自然で違和感を感じます。個性豊かなキャラの描写はしっかり健在ですが、登場人物が多すぎガチャガチャしています。そして今回のメインの女子キャラには感情移入できません。文章はこなれてきているし、医療現場の描写は面白いので、次回作に期待して星2つ。【ミステリ小町】

「チーム・バチスタの栄光」に続く田口・白鳥シリーズの第2弾です。 前作と比較すると犯人が解ってしまうと言うか、他に容疑者がいないので、結末への流れは一本調子な点と、もう一つは、「共感覚」と言うのが聞いたことが無く、それが一つの大きなポイントになっていることで、現実味と言う点でやや不満が残りました。 ただ、この作品は、作者が「死因不明社会」で提起している医療行政の問題点であるAiの問題を、そのまま小説にしたような作品であり、その他にも研修医制度の問題や、小児科医の業務の過度な繁忙の問題にも触れています。 作品全体は、相変わらず読みやすく一気に読ませてくれます。 医療現場の実態が垣間見られて、考えさせられますが、楽しく読むことの出来る本でした。 【ringmoo】

まずとりあえず、面白いです。読む価値はあると思う。良くも悪くもチームバチスタと比較されるんだろうなぁ…チームバチスタは出て速攻ハードカバー買ったんですが、それとこれを読んで思ったのが、この作者は脇役を作りたくない。というか普通人が生きてたら皆主人公だろ?っていうようなスタンスがある。と感じました。間違いではないし、おおいに結構。ただ、小説には脇役も必要。今回の作品はキャラを作りすぎてガチャガチャな印象があります。皆でワイワイガヤガヤ、登場人物が多すぎるのもそれに拍車をかけてる。チームバチスタはキャラ立ちが功を奏した感じですが、今回はそのガチャガチャ感が残念です。文章としては洗練されてきてるのがわかるので次回・次々回作あたりがさらに面白くなるのではないかなぁ…と、かなり期待してます。けどね、批判してるわけじゃないです。単体としてみれば、話もミステリー調によくできててかなり面白いので。そう、この人の作品は面白いんです。まぁ読んでみましょうや。【有るぱチィーの?】

チームバチスタの栄光は、ぞくぞくする展開で物語に引き込まれた記憶があったので、同じシリーズということで期待をもったのですが、途中から、読むのが苦痛になって止めました。チームバチスタの栄光の登場人物の記憶が薄れているというのも原因かもわかりませんが、奥が浅く、話が、うわべだけの展開のように感じました。【ぴーちゃん】

ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) / 海堂尊 / 宝島社推定累積売上部数【127884部】の口コミ

前作『バチスタ』がどんどん読み進めることが出来たのに対して本作品は読み終わるまで時間がかかりました(作品の長さは同じぐらいだと思いますが)。白鳥・田口の掛合いは前作同様面白く読ませていただきましたがそれ以外の登場人物輪郭がぼやけていたような気がします。後半に向けて現実ではなかなか実体を想像しづらい現象が多くなりややこじ付け的な展開になってしまったと思います。次回作に期待したいです。【Mini0169】

チーム・バチスタの栄光の続編です。単行本でのレビューがイマイチだったので未読でしたが、文庫版が出たので購入しました。ジェネラル・ルージュの凱旋と同時期に起こった小児科病棟での出来事なので双方がリンクします。極端にいえば、この2冊で完全型。なので、最初にこの「ナイチンゲールの沈黙」をすっとばして「ジェネラルルージュの凱旋」を読んでしまった私はところどころ「???」な部分があったのですが、その部分が「ナイチンゲールの沈黙」に書かれているのでこれでスッキリ。ミステリーとしては、「チームバチスタの栄光」のときみたいに、「犯人はお前だ!!」といった「衝撃の事実展開」、ではなく、早々になんとなく犯人がわかってしまって、動機もわかってしまってぼんやりした感じを受けてしまう。そして、海堂作品の特徴的な「医療現場の問題」も他の作品に比べるとそれほど強調されてもいない。どちらかというと、その後に続くジェネラル・ルージュの凱旋や螺鈿迷宮への伏線といった色合いが強いように感じる。単行本でのレビューには、「ありえないファンタジー本」といった指摘が強かったけど、文庫版になって値段も安くなったし、他の作品との関連性も強いので「バチスタファン」には是非オススメ。【ももんが】

登場人物が勢ぞろいし、ユニークなキャラクターのかけあいとかは、非常におもしろいものの、肝心の事件とその解決は、残念ながらさほどおもしろくない。謎解き以前に簡単に犯人が想像できてしまうし、謎解きもたいした方法ではない。あっさり結末になってしまう。ただ海堂ワールドともいうべき、チームバチスタの続編として、ユニークなキャラとその文面のおもしろさだけで、ひとまずもっているような本。事件解決のストーリーは気にせず、文庫で500円で暇つぶし程度なら、そこそこは満足できるとは思います。【かさこ】

少年陰陽師 迷いの路をたどりゆけ (角川ビーンズ文庫 16-30) / 結城 光流 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【26922部】の口コミ

珂神編で心に深い傷を負った昌浩。傷に気付かずに過ごす彼に、冥官は言った。「堕ちるなよ」、と。怪しげな相手に着いて行った昌浩は、己の傷に気付き、踏み止まれるのか?……がメインです。まぁ、今回の編のゲスト(?)達の目的も明らかになります。窮奇編・風音編・天弧編・珂神編は背後関係を見ると、九尾編・黄泉編・九尾編・黄泉編になってましたが、さて、今編はどちらでしょうか?……っつーか、最近の少年陰陽師って、理解するのにかなり苦労するんですけど?これ、俺の読解力が低いの?【天野 霧彦】

探偵ガリレオ (文春文庫) / 東野 圭吾 / 文藝春秋推定累積売上部数【58957部】の口コミ

映画化をきっかけに読了。なるほどドラマは上手くキャラクターや設定、話を膨らめたものだと感心した。東野圭吾にしてはまあまあ凡作の部類であろう。特に人間ドラマとしてはどれも(他作品に比べれば)薄い。そこを強化・昇華したドラマ版の特に1話と映画には敬意を表する。しかしミステリを短編で楽しむには充分な作品ではないか。久々に海外の古典を読んだ様な満足感が得られた。【よしなしの付箋】

第4章の(爆ぜる)がよいです。木島元教授が、長嶋のような存在である。という設定。テレビでは、久米宏が、演じていてよかったとおもいます。最後に学問も戦いなんです。誰にも甘えてはいけない。この一言をこどもが読んで感じてくれたらいいなあとおもいます。【中二の母】

本作は、警視庁捜査一課の草薙刑事が、遭遇する不可解な事件につき、大学の同窓で物理学を専攻する大学助教授の湯川にアドバイスを仰ぎ、解決していくという短編集です。5編のいずれもが、犯人探しというより、常識を超えるような現象がどのようなからくりで起こりえたのか、という点に着目しています。ただ、おそらく大丈夫なのでしょうが、模倣されないですかね?【kagekiyo】

ドラマはちょこっとだけ見ました。 草薙が柴咲コウさんでしたね。福山雅治さんのイメージですべてが浮かんできてしまい、すっきりした描きやすい作品でした。化学的な種明かしは、ほとんどわからなかったけど。化学も物理的もわからないです。解説を読んでいると、俳優の佐野志郎さんのイメージで書かれたとか?随分違いましたね。でも、色んな人がやったら面白いでしょうね。ストーリーは同じでも、感じや雰囲気は変わりますから。短時間で読めるので、軽目のモノが読みたいときにはオススメかな。【マミタン】

この作品を原作としたテレビドラマがとても好きだったので、読んでみたが、テレビドラマと違って、原作は、生硬な推理小説である。まず、中心人物に女性が出てこないので、色気が無い。また、ドラマは原作の話を変えて膨らませている。「仕掛け」で勝負している、オーソドックスな推理小説なので、ドラマを見てから読むと最初から「仕掛け」が解ってしまっているせいで、あまりおもしろくない。ドラマを見ていない人にはおススメ。もちろん原作では、探偵ガリレオは、テレビドラマで行っていたような、推理する際に意味の無い数式を書き並べるような、非現実的なパフォーマンスはしない。【パッション太郎】

闇の子供たち (幻冬舎文庫) / 梁 石日 / 幻冬舎推定累積売上部数【133551部】の口コミ

児童売春・臓器売買など、貧しい国を取り巻く状況は確かに深刻なものである。子供を愛している親でも、生活ができないから子供を売るしかない。貧困問題は複雑であり、国際援助で金だけ送れば解決するような生易しいものではない。それは分かる。が、これは小説。上記のような問題をどのように物語の中に組込み、キャラクターを配するかが作者の腕の見せ所。今作では、正義役、悪役の2パターンのみを用意しひたすら正義側の苦闘と子供達の悲劇ばかりを繰り返すだけの構造にしかなっていない。理想論ばかりを繰り返し、行き当たりばったりの行動を繰り返す主人公達には、正直うんざりしてしまう。また、これだけ単純な構造にしたにもかかわらず、最後をまとめ切れず、キャラクターに無茶苦茶な言動だけとらせて終わりにしてしまっている。作者の正義感をキャラクターの口から言わせるだけならば、小説などにせず、オピニオン誌などに載せればいい筈である。きつねうどんを頼んだつもりが、油ぎとぎとのとんこつラーメンが出てきたみたいで、悪い意味で期待を裏切られたと言わざるを得ない。【Novel Lover】

幼児売春の残酷な描写のセンセーショナルさに頼りすぎなところがありました。リアリティある箇所とない箇所がアンバランスで、とにかく救いがなさすぎて、「発展途上国の子供たちがかわいそう」なんて、優等生的な共感をいだけるような作品ではありません。残酷な箇所に興奮する人にいたずらな刺激を与えるだけかもしれないという、心配さえしてしまいます。作中にも、NGOのスタッフがタイの人に教育の大切さを説くところがありますが、きちんと取材をしてノンフィクションにし、貧困が、無知が問題であることを投げかけていただくか、フィクションに徹するかしていただきたかったです。最後の永江朗氏の解説によるフォローで成立するような気がしました。【yukaricoffee】

1週間掛けてようやく読み終えた。 何度も目を背けた。 恐怖は人を支配しどこまで追い詰めるのだろう。 あの子達はどれ程の恐怖を日々感じ 終わることのない絶望の中にも 小さな光を見つけようと必死で生きている。 子供は無垢で大事にされなくてはいけないと思う。 される義務があるのだと。 そんな当たり前の事が出来ないでいる。 大人のエゴの犠牲になるのはいつも弱い子供たち。 闇へ闇へ葬られ消えてく命は絶たない。 無力感に押しつぶされそうになる。 【ateliers】

映画化もされた、幼児売買、幼児売春、臓器売買の商品として扱われるタイの子供たちを題材にした、梁石日(ヤン・ソギル)の衝撃作。物語はタイ北部山岳地帯の貧しい農家が、8才の少女を人買いに日本円にしてわずか約3万6千円とウイスキー1本で売るところから始まる。それから、まったくもってひどい世界が次々と展開される。本書では、外国人が売春宿で幼い子供を相手に性行為に及ぶ姿や、エイズに罹った少女が生きたままごみ処分場に捨てられる悲劇、貧しい子供が買われ、殺され、臓器のドナーにされている実態などが描かれる。それはあまりにもリアルで、思わず目を背けたくなるほどにグロテスクですらある。しかし、これは、今まさにアジアの貧しい国で起こっているまぎれもない現実なのだ。果たして悪いのは、幼児を売買する貧困家庭や人買いか、幼児を性の玩具とする人々か、そして幼児の臓器を扱うブローカーや、それを求める外国人か・・・。梁石日は、この小説でおぞましい現実をストレートに描くことにより、自らの豊かな社会を保っている私たちに対して、厳しい問題提起をしているのである。【Wakaba-Mark】

 この作品に出会ってから、私はもう前の無知な自分には戻れなくなった。今、その刹那にも大人達に汚され、弄ばれ、傷つけられ、エイズになるか、臓器売買か、もしくは薬の副作用か、いずれにしても成人出来ないであろう子供達。目を閉じると、私も闇の子供達となった。彼らの恐怖、砕け散った精神と生命力、絶望、生き地獄、子供達の叫び声、声にならない悲しみ、汚された傷の痛み、殴られた打撲、薬の副作用の猛烈な嫌悪感そして変わる価値観。つまりエイズになれば捨てられる。外にでられる。やっと死ねる。良かった。臓器売買で心臓を失えば、眠ったまま死ねる。もう、お客の相手をしなくてもいい。良かった。。。と。売春、買春をする動物は人間だけです。人の英知を何故そんなことに使うのでしょう?児童ポルノ、児童買春は犯罪です。子供達を守れるのは、大人だけです。子供達が豊かな精神状態でない国は滅ぶでしょう。これからは、今までの無知を脱却し、子供達の人権を守る運動をすすめようと思う。無知は最大の罪であるから。こんな悪夢は青い地球への冒涜である。【ペネロペ】

心霊探偵八雲3 闇の先にある光 (角川文庫 か 51-3) / 神永 学 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【50323部】の口コミ

面白かったです。1,2巻よりも事件の構成が複雑で最後まで全然分かんなかったですw今回は後藤刑事と石井さんが大活躍。晴香があんまし出てこなかったのは残念だったが、八雲の晴香に対するツンデレっぷりはかわいすぎると思うww表紙の絵も今回の事件に関係ある絵などもかいてあって、とってもかっこよかったです。絵が好きなので自分は全部文庫で買う気です、なので早く4巻がでてほしいですw【スナ】

八雲との出会いは、たまたま友人に、文庫の1、2を借りたのがきっかけです。読み始めたら、するすると入り込み、嵌ってしまい、自分でも1、2を購入しました。プラス、コミック版も購入しました。ホラーやサスペンスが大好きなので、作品のジャンルも、私好みの内容でした。そして、私が好きなホラーの内容に加えて、キャラクターが魅力的です。私は、完全に、八雲に惚れてしまいました。最初は、自分が、晴香になっている気分で読んでいて、八雲とのやり取りにドキドキして読んでましたが、いつしか、八雲に優しくしてもらう晴香に、羨ましいなぁと、妬けてしまう気持ちにもなりました。口が悪くクールな言動な八雲だけど、いざとなったらカバーしてくれますからね。本は、ハードカバーの方は、かさばるので購入していませんが、文庫は、通勤電車に最適なので気に入ってます。後、文庫の表紙のイラストも、結構、好きです。文庫4が待ち遠しいです。【CAT】

予知夢 (文春文庫) / 東野 圭吾 / 文藝春秋推定累積売上部数【56289部】の口コミ

事件については、カード破産寸前や、不倫、ギャンブルなどありふれています。事件モノらしい。 でもトリックに化学的な見方や実験をして、証明しようとするやり方が、まぁ面白かったです。【マミタン】

ガリレオのドラマを観ていなかったので、この本がガリレオだと知らずに読んだ。短編で読みやすいが、東野圭吾作品は長編小説の方が好きだ。【たまこ】

私はドラマから原作に興味を持ちまして読ませて頂きました。原作では北村一輝さんが演じてる役が相方になっていますが,作品の面白さに変わりはありません。むしろ,原作の方が面白いと思います。興味がある方は是非!読むべきですよ。特に十代にオススメします。【EVE】

TVドラマのDVDを見てから原作を読むことにしました。こちらは、原作の2冊目になりますが、TVドラマはこの1冊目と2冊目の全10話を元に作られています。順番が違うのでまずは対比をしておきましょう。「予知夢」→TVドラマ1章 霊視る→8章2章 夢想る→6章3章 騒霊ぐ→3章4章 絞殺る→5章5章 予知る→7章TVドラマを見た方へのレビューのつもりで書きます。前作も同じ感想でしたが、そもそもドラマとは湯川の事件への取り組み姿勢が違います。学友だった草薙刑事には協力的に活躍します。短編ということもあり、無駄な時間がないため、トリックはわりと短時間で解かれることが多くなります。原作だけでは湯川の人物像をきちっと捉えることは難しいでしょう。かと言って、ドラマとは全然違う雰囲気があります。純粋にトリックを楽しむという読み方が良いのだと思いますが、ドラマと種明かしは同じなので、TVドラマを見た人にはその楽しみが半減します。ただし、人物関係は多少違ったり、動機も変わっていたり、犯人が違っていたりしますので、そういう発見をして楽しめます。1作目よりも若干薄くなっていますが、こちらの方が読みやすく感じられました。少々オカルトちっくなネタになっていますが、何故かそういう事件になると草薙は湯川を訪れます。最後には湯川の影響で、オカルトを科学で解明できるというような発言に、湯川も驚かされています。不思議に思える現象、偶然に思える現象も、それが実は必然的なものだと考えれば、そこに人の意志があり、事件の裏があるということです。小さな疑問から一気に推理を広げていく様が、湯川の本領という感じで面白いです。【レウルーラ】

「探偵ガリレオ」に引き続きこちらも読んでみました。こちらの作品からもドラマ化されたものが多かったですね。また、ガリレオ先生が以前より積極的に捜査に参加している気がするのは気のせいでしょうか(笑)?このシリーズが長く続くといいなぁ・・・なんて考えてしまいます。【もが】

純愛ロマンチカ6 (角川ルビー文庫 78-33) / 藤崎 都 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【15311部】の口コミ

秋彦さんもとからかっこいい方なんですけど、更に美化して今回は乗馬して、お城のようなイギリスにステイ。美咲にプロポーズまでさせて、妄想大炸裂。ずーとにやけ顔で読んじゃいました。純ロマファンなら読むべし。小説苦手な私でもすんなり読めました。【あすか】

美咲が時給3000円の深夜バイト(執筆中寝ないように見張り)をしながら「いっぱいいっぱい売れますよーに」と願って無事出た、宇佐美秋彦大てんてー(ゴーストライター:藤崎都先生)の偽造小説第6弾!読めば読むほど藤堂秋彦が鈴木美咲をどれだけ好きなのかが解る1冊イギリス旅行中、色々なトラブルに遭いながらもお互いを信じ、絆の強さを確かめていく2人にムネキュンです!そして…ラストに教会でプロポーズの言葉を放ったのは……超個人的には美咲に一目惚れしたウィリアムのお顔も拝見したかったので★4つです。終始赤面必須な大好きなシリーズです!!【ぜにまる】

待ちにまった6巻!>>今回は『プロポーズ編』です。>秋彦の幼い頃に乳母として面倒を見てくれた人の見舞いにイギリスへ行った秋彦と美咲。>そして、秋彦の家に滞在することになった秋彦と美咲。しかし、二人の間を邪魔する人が現れたりして二人は気まずくなってしまいます。>>でも最後は『プロポーズ編』にふさわし秋彦と美咲の(感動の)ストーリーが待っています!>>更に秋彦と美咲の『愛』が深まった、 6巻をぜひ読んでいただきたいです!!!ホントに純愛シリーズ大好きです!【DOES】

パコと魔法の絵本 (幻冬舎文庫 せ 3-1) / 関口 尚 / 幻冬舎推定累積売上部数【31464部】の口コミ

映画のCMを見て、勝手にファンタジーだと思っていたら、割とリアルで、そして泣いてしまいました。読む前に、感動をあまり期待していなかっただけに、泣いてしまった自分にビックリしました。オススメです。【べいしゃん】

テレビで映画の宣伝を見て読みました。よかったです。自信がなかったり、淋しかったり、色んなことに後悔して大人になったてしまった人が、素直になれなくて、そんな大人たちにパコという記憶力が今日しかない少女とであうことで、何が出来るか?を見つめていくお話。みんな幸せな気持ちでいつもいたいものです。【マミタン】

登場人物すべてが優しく、分かりやすい文章で情景が目の前に映し出される素敵な本でした。誰もがよりよく生きたいと思っているけど、方法が分からず苦しんでいるだけなんだ。と改めて思わされました。作者の人にありがとうと伝えたいです。【kikujirou】

らき☆すた スーパー童話大戦 (角川スニーカー文庫 183-5) / 竹井 10日 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【14463部】の口コミ

らきすた×竹井10日の第3弾です。勘違いしている人が多いようですが、このシリーズは竹井10日作品だという事です。諸般の事情により、竹井10日がらき☆すたのラノベを書いているだけで、らき☆すたファン向けのアイテムではありませんのでご注意ください。竹井10日の芸風を知らない人、理解できない人はとりあえず購入を控えましょう。竹井10日ファンの方ならお気づきと思いますが、このシリーズは竹井オリジナル作品の作風とは少し異なり、ドラマCDのブックレットなどに載っていたおまけシナリオの作風に似ています。要するに、二次創作特有のワルノリした作風になっています。今作はらき☆すたキャラを童話の登場人物に置き換えてのドタバタ道中記です。こなたが赤ずきん、鏡が桃太郎。もはや、らき☆すたキャラでなくてもいいんじゃねえの?と言う感じがしますが、性格はお馴染みのままなのでとりあえず安心。道中の内容はまさにカオスです。意味なんてありません。そう全編にわたって竹井10日節全開です。竹井10日お得意のどうでもいいギャグ、ネタが満載で、爆笑させてもらいました。マジで腹が痛くなりました。残念な点としては、らきすたのキャラは竹井作品に比べ、個性が弱いので、竹井らしい滅茶苦茶なボケが出来ないことですね。らきすた人気のおかけで、竹井作品が頻繁に読めるのはうれしいのですが、そろそろ、竹井オリジナル作品が読みたい。けど、このシリーズまだ続きそうですね。【ナギ サクライ】

性懲りもなく新作出したか……と思いながら、また性懲りもなく読んでいる自分が居るorzらき☆すたのキャラが有名な童話の登場人物となって冒険する……このあらすじに、妙に面白そうだなと思ってしまった自分の浅はかさを軽く後悔してます何だかんだ言いつつシリーズを2冊とも読んでいれば作者の性格・書き方も分っているので、作中での露骨な宣伝なんかも流石に気にならなくなりましたコレなら、少しは内容で楽しめるだろうと思ったんですが……とんでもない! カオスっぷりと読み辛さが過去最高レベルです(苦笑 恐るべし

身代わり伯爵の潜入 (角川ビーンズ文庫 64-6) / 清家 未森 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【14041部】の口コミ

とても楽しみにしていた、シアラン編です。リヒャルトを追っていったところをヒースに攫われた場面から始まります。今回は敵味方が入り乱れた新キャラが続々登場して、新章らしい雰囲気がしました。何より、シアラン編に入ってシリアスさに天秤が傾くかと思いましたが、ミレーユのムードのせいで、今までの軽快さはそのままに面白い展開になっていきます。それでもリヒャルトや国のことは放り出され、ギャグムードだけで進むのではなく、節目節目にリヒャルトを想う気持ちや葛藤が切なく描かれていて、シリアスさで魅せるところはしっかり魅せられました。個人的にはとあるお姫様に「好きな人の髪は金か黒で瞳は緑か青?」というような質問をされて、思わずリヒャルトの茶色と鳶色を思い浮かべて笑顔で「はずれです」というシーンが大好きです。リヒャルトも国での役目とミレーユへの想いに揺れていますが、意志の強さと、逆に危うさも孕んでいる姿が切ないです。このムードの保ち方は絶妙です。今回もフレッドが頑張っています。彼は本当に素敵な人ですね!妹至上主義でも、妹だけのために好き勝手するのであったらただの腹黒い人ですが、かけがえのない親友リヒャルトと、大切なセシリアの笑顔と、国と、無理であろうが全部ちゃんと守ろうとしているところが心打たれます。とくに序章の彼の想いは必見です。ますます盛り上がる身代わりシリーズ、ぜひどうぞ。【アリア】

 前半はそうでもなかったんですが、真ん中過ぎ辺りから一気に読んでしまいました。いつの間にかストーリーに引き込まれてしまうのは前回のお話と同じ。 今回は身代わりてんこもりでしたねー。いろんな人がいろんな人の身代りやってます。騎士団のメンバーも面白かった。ミレーユは兄貴気質なんですかね。「アニキ!」とか呼ばれちゃってます。付け胸にニヤニヤする顔は乙女とは程遠かった……!!(笑) しかし騎士団のトップの方々は怪しいな。あちこち怪しい人がいて目移りしますね。大公がまだ表舞台に出てないので、何がどうなっているのやらよく分からない状態です。これから大きな動きがありそう。きっと黒い人なんでしょう……! ラブ面ではかなりの進展があった模様。リヒャルト、全然出てこないと思ったらこのためだったのか。。。彼の言葉にはちょっとグラリときましたねー。なかなかおいしい人です。 まさかミレーユ、ここまで来て「あれは何かの間違い」とか「きっと勘違い」とかそういう解釈はしないでしょうね!?そろそろスパッと認めて、恋の道を突っ走ってもらいたいところです。 それにしても、ヴィルフリート王子の男気にはほれぼれ。彼はいいキャラしてるなぁと常々思ってきましたが、またしてもやられました。鼻血を垂らす姿も素敵!  しかしながら、彼の恋は報われそうにないんだよな……絶対無理なんだよな……。彼にはどうか新しい恋が到来しますように。ほんと、正直言って本編より彼の将来が心配だ。 恋心を自覚して突き放すリヒャルトと、自覚しないまま追いかけるミレーユと。 追いかけっこの行く末にあるのはもちろん、ハッピーエンドなのでしょう。【rutttomy1101Q】

元気で素直な庶民育ちの少女・ミレーユは世慣れた双子の兄・フレッドの身代をつとめたりしているうちにその親友・リヒャルトを特別に思うようになった。リヒャルトが複雑な生い立ちから、生国シアランに帰ったため彼に会うために自らさらわれたミレーユだったが?シアラン編本格スタート。作者はあとがきで、最近身代わり伯爵が出てきません、と謝っていらっしゃいますが、身代わりはばんばんあります♪。なりゆきも手伝って、男の子としてシアランの騎士団にもぐりこむミレーユ、ミレーユの身代わりとしてシアランに来たフレッド、フレッドの身代わりとしてついてきたヴィルフリート王子。自分はなんにもできないと悩んではいるものの、元気いっぱいに潜入しているミレーユとなんだかどんどん男っぷりをあげているヴィルフリート王子がかっこいい。新キャラもぞくぞく登場です。【九月】

身代わりシリーズ第6弾。アルテマリス王国、下町のパン屋の娘、ミレーユ。ひょんなことからミレーユの双子の兄、フレッドの身代わりとして王宮の騎士団の団長になってしまいます。事件は無事に解決し、身代わり伯爵の任を解かれたはずでしたが…身代わりを務めたおかげで、彼女の平凡な暮らしは激変していきます。そのときから世話役として側についていてくれたリヒャルトに、好意をもつミレーユ。しかし自分ではそれを恋心だと気付いていません。リヒャルトもミレーユを大切に思っていて、いろいろと行為に及ぼうとするのですが、後一歩のところで踏み込めない事情がありました。実はリヒャルトは隣国のシアランの王太子だった。謀反の罪まで着せられ、自国に戻っても現大公に捕まってしまうだけ…。秘密裏にシアラン入りしたリヒャルトを追いかけて、ミレーユも怪盗で幼馴染のヒースと一緒にシアランに行きます。ここから今巻はお話がスタートします。ヒースに連れられて来た館の水路から流され、意識を失ってしまったミレーユはシアラン騎士団に拾われます。何とか騎士団に見習いとして籍をおくことが出来、小間使いとして働くことに。天の思し召し!とばかりに探りを入れていくミレーユ。その行動を不振がった上司もいましたが、持ち前の鈍感さでそこは回避し続けます。療養に来ていた大公の妹エルミアーナとも知り合いになり、事はうまく運んでいったように思えましたが…シアラン編に突入してしまったこと、リヒャルトと離れ離れなこともあって、二人の絡みは読めないだろうな〜と残念に思っていたのですが、ありました!楽しみにしている方にはたまらないと思います。ようやく一線も越えてくれました。フレッド、ヴィルフリート、ルーディーも登場しますし、新しいキャラも出てきました。ますます楽しくなってきたと思います。次巻が楽しみでなりません。【ゆうな】

発売日を待ちに待ってました わかっていても王道恋愛は面白い。シアラン編楽しみです。【ルル】

ゼロの使い魔15 忘却の夢迷宮 DVD付き特装版 (MF文庫 J) / ヤマグチ ノボル / メディアファクトリー推定累積売上部数【11097部】の口コミ

第一話「ゼロのルイズ」が収録されたDVDついてます ただ、それだけです………本の内容はいいので、一度観たならDVD付きを買わなくてもいいのでは【じょん】

初めの頃は良くても売れることで駄作になり下がる作品はいくつもありますがゼロの使い魔もその1つになりかけてますね!無駄にストーリーを長引かせようとしている感がかなりありますし、実際この巻ではストーリーが進んだようで実は進んでない状態ですからね!イライラします!ルイズと才人の関係も変わらずですし、この巻序盤のアンリエッタの感じなら少しは変わったかと思いましたが結局はいつものダメ女王のままでガッカリしました!タバサこれからも才人達と一緒にいると思ってたので気が抜けました!こちらもガッカリです!正直ジュリオが登場した辺りからゼロの使い魔はつまらなくなりました!ジャマ以外にないジュリオですがたぶん私の予想では才人がルイズにシェフィールドがジョゼフに使えるようにジュリオは教皇に使える存在なんでしょうね?どうでもいいですけど!何とか軌道修正してほしいです【Lorelei】

無痛 (幻冬舎文庫 く 7-4) / 久坂部 羊 / 幻冬舎推定累積売上部数【20349部】の口コミ

人相やその人自身(行動なども含め)みると、どんな病気を患っているか、また、犯罪を起こしそうか。。。がわかるお医者さんが主人公です。これを読んで、ついこないだ読んだマクロビオティックの久司さんのことを思い出しました。久司さんも人の顔をみれば症状等わかるらしいですね。さて、本書のないようですが、最初と後半には少し残酷な虐殺シーン等でてきますが、なかなか一気読みさせるないようでした。面白かったです。【大空】

陽炎ノ辻—居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫) / 佐伯 泰英 / 双葉社推定累積売上部数【107199部

先週順位
–位】の口コミ

「おい、熊公。あそこの茶店で小さな双紙読んでるお侍を見てみな」「なんだい信吉」「さっきからすんげぇ目してじっとあの双紙を読んでるんだよ。なんかに魂を抜かれたみてぇだ。あら、いきなり笑い出したよ」「そんなにあの双紙がおもしれえのかね」「ああ、四半時(30分)もあの有様だ。おや、今度は・・・あれっあの侍、目が潤んでるじゃねぇか。泣いてんのか。泣いたり笑ったり忙しい侍だね」剣あり、恋あり、涙あり。読後気分爽快万事祝着。【読売の信吉】

磐音シリーズ既刊23冊全巻を読み終りました。結論として、面白さから言えば、これほど面白い小説を知りません。ほかの小説が読みたくなくなるほどです。これまで佐伯泰英さんの作品についてまるで知らなかったのですが、テレビで山本耕史と中越典子の連続ドラマを見て、主人公の磐音とおこんの大ファンになり、即刻、本を購入読み始めたら、面白くて途中でやめられません。たちまち、既刊23冊全部を読み終えてしまいました。あと、読む本がなく、しばらくぽかんとしてすごしました。そして作者が第23巻「万両の雪」のあとがきで、50冊くらいまでは書き続けるといっているので、続編が出るのを心待ちにしています。1700年代後半の江戸時代の地理や風俗、幕府・大名の官僚組織などもよく研究されていて、当時の江戸の名所、寺社、大名屋敷、奉行所の所在地やその様子、両替商など大商人の商いぶり、庶民の暮らしぶりや風俗が、そのまま映像として脳裏に浮かび、その時代の人になったような気分で物語が楽しめる、語彙や事柄についての作者の博識も驚くほどで、侍言葉や町人の話し方、その時代のしきたりなどずいぶん勉強になりました。そして、主人公の坂崎磐音の人物像がとても魅力的。当代一の青年剣客で、清廉潔白、正義の人、しかも、さわやかで、穏やかで、優しく、愛情深く、友情にもあつく、礼儀正しく、その上すぐれて賢明でもある。多くの人から頼りにされ、愛される。彼を取り巻く主要人物も魅力的な人が多く、その人物像、性格もきっちり描き分けられているので、主人公たちへの感情移入も容易にできました。【安】

娯楽モノの時代小説も、佐伯泰英さんの本を読むのも初めてで、テレビドラマの原作と言うだけで手にとって呼んでみたのですが、予想以上に面白くはまりました。江戸の風景だけでなく、国許のお家騒動も絡んで世界が広がり、言葉はもちろん古風ではありますが、気楽に読める現代的時代小説といっていいでしょう。ただ、あまりに強すぎる磐音に、彼がいなければ江戸の町も豊後関前も守れないのではないかと、要らぬ心配をしてしまいます(笑)。【kisshou】

居眠り剣法の使い手で、用心棒と鰻屋を掛け持ちするフリーター侍、という設定は面白いんですが、人物描写が、いくらエンタメ小説としても、弱すぎる。人によるとは思うけど、描写がきちっとしたものを求める向きには物足りないのではないでしょうか(同じエンタメであるミステリー小説では、結構そうした描写もきちっとする人がたくさんいるし、キャラがたっていることが多い)。【pp-tang】

と書店にならんでいた「陽炎の辻」から読み始めました。きっかけは7月から始まるドラマの原作があるとしったからと、山本耕史が主人公を演じると聞いたから。いざ読んでみると久々に面白く飽きることなく、するりと読んでしまいました。人も血も汗も涙もたくさん出てきますが、テンポがよく、スカッと後味よろしく、いま21冊中半分読みました。人情厚い坂崎磐音を山本耕史がどう演じるのかが楽しみです。【まゆちゃん】

千里眼 優しい悪魔 上 (角川文庫 ま 26-111) / 松岡 圭祐 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【30093部】の口コミ

主役以外で私の大好きなキャラは、本作(上下巻)が最終登場となるようです。ちょっと残念な気もしますが、いつまでも引っ張ることもできないでしょうね。千里眼シリーズの一里塚となる作品だと思います。【副社長】

さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6) / 東野 圭吾 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【569323部】の口コミ

本作は、悲劇のどん底に叩き落された犯罪被害者遺族の男性が、加害者に対する復讐を遂げようとし、その過程を追う中で、少年犯罪に対する現行システムにつき、著者なりの問題提起をしようとしたものと推察します。さて、発端となる犯罪については言葉もありません。これ以上ないむごい描写により、全ての読者が主人公の立場を追体験させられます。そしてとりあえず、読者は主人公を全面的に支持するポジションに置かれます。そこから、主人公長峰の内面描写や刑事たちの言葉、別の被害者遺族鮎村の葛藤や架空のテレビ討論などを通して、読者は現状のシステムにつき様々な意見を投げかけられ、考えさせられます。そして、物語は紆余曲折を経て劇場型のクライマックスを迎えます。憎しみの刃はさまよった末にどこに突き刺さるのか…。私は、本作の問題提起自体には賛同しますが、エンターテイメント作品の枠内に収めきれているかというと疑問に思います。まず、被害者に感情移入させるべく展開される冒頭の事件の現実味、そして何より加害者少年の紋切り型の描き方に物足りなさを覚えること。次に、長峰の葛藤はまだ酌むべきものがありますが、論点については、従来の見解を並べただけという印象を受け、もう少し掘り下げるか、強引であれ一つの見解を前面に押し出していただきたかったです。結末も正直言って、すっきりしない感がありました。この問題は、現実の事件に根ざしたノンフィクションの枠組みの方が、よりふさわしいのでは、と感じます。もっとも、本作が力作であることは否定しませんが。【kagekiyo】

東野圭吾氏の作品を読むのは、今回で2回目だ。前回は、「手紙」。しかし、印象は変わらない。話の展開を維持する設定や知識に、甘さがあるということだ。 レビューなので結末までは触れないが、警察に追われる立場の人間が、携帯を使っているにもかかわらず、その人物がなかなか特定されない。今の時代において、携帯から微弱電波が各電話局のアンテナに流れ、その位置情報が明らかになることは素人でも知っていることである。なのに、この追われる立場の人が何度携帯電話を使っても、「位置情報」について、明らかになることはない。作者の都合が、その背景に感じられ、興ざめを禁じえない。  【y.initia】

残念ながら最近の東野作品は大小の差はあれ、物足りなさがつきまとった。オーバーな売り文句が踊り、「これは面白い」と思ったら10年前の作品だったりで、満足度は決して高くなかった。本作品は久々に会心の出来だ。テーマが明確な上に無駄がない。追われる側、追う側が展開によって変わりながら、クライマックスは強烈な緊張感で同じ場所に集結していく。東野作品の面白さはまさにこの展開と緊張感で読む手を止めさせないところにある。一人目の犯人が序盤と言える段階で消えてしまうので、この後どうなるのかと思ったが、新たな登場人物が上手く絡んでくる。満足の一冊、東野ファンならずともお薦めだ。【koupapa】

本作は、加害者側や被害者側からの視点では無く、刑事の立場から書かれたものだと受け止めました。なので、ラストも「あれ」なのだと思いますし、トリック?も「あれ」なのだと思います。さまよっている「刃」は刑事が所持している「拳銃」や「情報」なのだろうか。それとも「刑事」自身なのだろうか。【ハム】

少年犯罪の被害者のやりきれない思いをテーマにしたサスペンスで娘を殺された父親、犯人の少年の友人、事件を追う刑事や、父親の復讐に協力する形になってしまった女性と、いくつかの視点で描かれていて飽きずに最後まで読み進む事ができました。とても重いテーマで、色々と考えさせられましたが…少年達の凶悪さを描く上で必要なのかもしれないけど描写が行き過ぎなような気がしました。もう少し、なんか他の方法で表現して欲しかったです。【ゆりり】

千里眼 優しい悪魔 下 (角川文庫 ま 26-112) / 松岡 圭祐 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【29372部】の口コミ

毎回の如くスピード感があり、良く練られたプロット、読者さえ騙すギミック。感動あり笑いありのまさに娯楽小説様様です。ついに、謎のイタリア人ダビデの正体が明かされます。なぜ、いつも美由紀の前に現れるのか?そして、ジェニファー・レインとの決着。美由紀の新たな旅立ちを予感させるラスト。千里眼シリーズの総纏め的な作品になってます。ただ、上下二巻に分ける必要があるのか?と大人の事情に突っ込むのは野暮なのでしょうか。それで-1とさせていただきました。【かんたく】

ユージニア (角川文庫 お 48-2) / 恩田 陸 / 角川グループパブリッシング推定累積売上部数【9458部】の口コミ

ラスト2章までは紛れもない大傑作の予感を漂わせつつ展開するが・・・。うーん惜しい!決して謎が解決されない訳ではないが、非常に魅力的な登場人物達が最後で唯の人になってしまう(それが作者の目論見通りであるにせよ)のは如何にも勿体無い気がした。日本人の書くミステリーの限界なのかもしれないが・・・。小説技法としては卓越しており、物語を読む愉しみを満喫できることは間違いない。【エースの上】

芥川龍之介「藪の中」を彷彿とさせるオープンエンドなリドルストーリー。とはいっても、作中において大量毒殺事件は実際に起き、実行犯は特定される、という事実自体はブレません。真犯人が誰であるかだけが、最後まで明かされないのですが、丹念に読み込めば、おそらく、この人ではないか、という当たりはつけることができます。ただ、本作の読みどころは、おそらく、そうしたフーダニット興味にあるのではなく、後年になって、関係者それぞれの視点から語られた事件の「真実」が集められることで形作られていく、虚構の迷宮とでも呼ぶべきものの佇まい自体を味わうことにあると思います。一人の人間が把握できる事実などは、ごく限られていますし、時が経つにつれ、したいに忘却していきます。そして、後になって、いざそのことを語ろうとする際、改変・改竄された「真実」には、色濃く自己の願望が反映されたものになっているのです。よって、ミステリでよく見られる超人的な犯人による巧緻な《操り》なども現象に整然とした意味と構図を求めてしまう現代人の願望に過ぎず、現実はそんなに単純でも透明でもありません。「真実」が人の数だけあるというなら、たとえ自分の理解が及ばなくても、相手を思いやり、寛容の精神を持って接していくべきなのに、異端者を排除し、わかりやすく、自分にとって心地よい「解決」に飛びついてしまう——。本作は、そんな人間の哀しい業を描いているといえます。【カナン】

文章自体はとても面白く次々とページをめくりあっという間に後半まで読み進めてしまいました・・が結局謎は解決されず ですはっきりとした答えを期待した私の評価は星3つとさせていただきます【本盗】

 30年前に起きた名家の大量毒殺事件の真相をめぐって当時事件に関わった人たちがインタビューに答えるような形で綴られていきます。 ドキュメンタリー方式とでもいうんでしょうか?  真の犯人がわからないまま終わってしまうというのが、賛否両論ですが、ほぼ犯人が断定できる内容です。 真犯人はあの人で間違いないんですよねぇ? 私にとってはテーマが重いためか、続きが気になってどんどん読み進めるって感じの作品ではなかったです。 途中で何度か挫折しそうになりました。【ヤマトマサル】

久しぶりに日本人作家の作品を読んだ。ここ5年近く、外国作品(アメリカ人の女性作家のサスペンスがメイン)ばかり読んでいた。本屋で何気なく、知ってる作家だし、なんだか面白そうなのか?と思い、購入。なんでしょうね、このすっきりしない感…腹が立つほどすっきりしないのではなく、消化不良に似ている。膨満感?インタビュー形式で、20年ほど前の事件を、様々な視点で振り返る。すごく不思議なのだが、どこにも登場人物一覧なんてないけれど、とにかく読めば、分かる…というのは、驚きである。ないほうが、「あ、この人、あの人の○○で…」と強い印象が残る。会話…といっても取材されているほうが、一方的に喋っている感じだし、他には、メモや新聞記事や日記や、通常の3人称で書かれているものもある。その事件について描かれたという小説の中身も気になるし、最後の最後で、根底から覆される事実が分かるわけでもないし、その事件が終結するわけでもなく…本当に不思議な感じの本です。会話だから、スピード感があり、どんどん読めます。面白いけれど、お腹の中にしこりができる感じがします。本当にすっきりしません。真犯人は誰なのか、いつまでも推理してしまいます。【chovitz】

たった3秒のパソコン術—読むだけで別人! さらに「仕事が速い自分」「頭の回転が速い自分」 (知的生きかた文庫 な 30-3) / 中山 真敬 / 三笠書房推定累積売上部数【436248部】の口コミ

本書はショートカットキー集である。これを読むと、今までの自分のパソコン操作が如何に非効率で無駄が多かったかに気づく。例えばファイル・ワークシートのコピー。今まではファイルのコピーは「ファイルの選択」→「Ctrl+C」→「Ctrl+V」とやっていたが、これはCtrlを押しながらドラッグ&ドロップするだけでできた。また、Excelのワークシートのコピーも、「右クリック」→「移動またはコピー」→「コピーを作成する」のチェックボックスをチェックする→「Enter」でやっていたのが上記の手順で一発コピーできた。他にも、Wordの語句置換。文書を作った後で語句を訂正したいとき、今までは一つ一つ語句を探して修正していた。だがこれは「「Ctrl+H」で一発で、全て語句を置き換えることができることを本書で知った。例えば「中沢さん」が「中澤さん」だと文書を作った後で気づいても、このコマンドで入力すればたとえ何ヶ所あったとしても一発解決できる。 既知の項目も多々あったが、それを差し引いても買う価値があったといえる情報を知ることができた。もし本書が気になっている人がいるのであれば、即行で買うことをお勧めする。知らないままパソコン操作しているのに比べて、圧倒的に効率良くなるからだ。ただ一つ不満なのが、ショートカットキー一覧表がないことだ。それがあれば文句なしで星5つ。【qwert200x】

この本に書いてあることを素直に実行したらキー入力のみでいろいろ実行できるのが快感になりました。こんなやり方があるのか?と驚くことばかりです。マウスで操作するよりもキー入力のほうが速いのは確かです。このキー入力+マウスの少しだけというのは最速のやりかたなのではないか??ただし、書かれているとおりパソコンに詳しい人にとっては、物足りないし買って損したという人もいると思うので、これは初心者向けかもしれない。【Hiroaki】

私は、タッチタイピングができますけれども、普段使っている操作以外は、ほとんど使うことがないうえ、周囲に教えてくださる方がいるわけでもないので、この本に書かれていることは、とても有用なものでした。たとえば、パソコンがフリーズしたときの対処法など。分かる人には常識的なことなのでしょうが、そうでない人は、どうすればよいのか、本当に困ってしまいます。私にとっては、役に立つ叙述が、豊富にありました。私は、分からないことが生じたとき、疑問を感じたときなど、パラパラと本をめくって、その対策法、技術を、一つずつ身に着けています。ただ、これで実際の実務能力が向上するとは、安易に考えない方がいいのではないかと思います。パソコンの素人で、ちょっとした小技を知りたい方、親切な隣人のいない方向けの本です。【shojinn777】

・初心者向けのショートカット集ですね。 ExcelやWordなどOfficeに偏ることなく、分かりやすくまとまっていると思います。(私は書店で見ましたがほぼ全て既知でした。)【Pt】

 もはや仕事の中でパソコンを使うことは当たり前。私もパソコンに触れない日は数えるほどもない。 そんな仕事に必要不可欠なパソコンの技を網羅しているのが本書です。それもたった3秒で出来る技を集めているところが良い。全ての技93にはマニアックな技法はなく、明日の仕事からでも使えそうなものばかり。職場に1冊あっても良いのではないか。【サトマン】

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599) / 海堂 尊 / 宝島社推定累積売上部数【174812部】の口コミ

上巻のみ読み終わり、下巻を読む前にレビューを書いています。チームバチスタとは、東城大学医学病院の「左心室縮小形成術」通称「バチスタ手術」という成功率60%の難易度の高い手術を驚異的な成功率で成功させるチームです。そのチームが3例立て続けに失敗し、その原因をいわゆる出世街道からドロップアウトしている窓際の医師が調査を始めます。さて、その原因は如何に…山崎豊子氏の白い巨塔を読んだ時にも感じたのでしたが、大学病院の人間関係やポジション争いは、歴史の浅い会社のサラリーマンの想像を絶するのだろう…ということを本書では垣間見れます。【ヒロゴン】

正直、前半2/3を読んだ時点で、『事件の中心人物』・『原因』が予測できました。そういう意味では、本格的な推理小説やミステリーとは少し違うのかもしれません。前半は主人公である田口先生と一緒に関係者を知る事から始まります。『じっくり』タイプの田口調査と、田口先生の感じた事を同時に味わいながら読み進めているうちに後半、その安定感は『火喰い鳥』の登場でいきなり崩れ去ります。そこからは完全な白鳥ペース。田口ペースで慣れた読者であればあるほど、田口と同じように白鳥に翻弄されながら一気に最後までまくしたてられます。前半で感じていた自分の『予感』に自信がなくなってきた頃、最後の事件が発生。そして白鳥により事件の全てが明らかに。一番最後に繰り広げられる高階・田口の会見は、白鳥ペースに巻き込まれぼろぼろになった読者へのクールダウンみたいなものでしょう。田口先生と高階先生の株がここでアップし、読量感はなぜか爽やかです。主人公の考え方・進め方にシンクロできる人ほど、楽しめるのではないでしょうか?逆に、鮮やかに事件を解決してゆく推理系がお好みの方には、向いていないかもしれません。あとがきにもありましたが、これは、枝葉の多い『受身型』ワトソン・『攻撃型』ホームズコンビのお話です。宮部みゆきの『模倣犯』・奥田英朗の『イン・ザ・プール』のような分析系(?)が好きな方にはおすすめ。【実耶】

読み初めはこれは失敗したか…?と思いましたが読んでいく内にストーリーに引き込まれました。内容が内容なだけに先が気になってしょうがなかったです。しかも中盤で白鳥という新キャラは登場するし。またこの白鳥さんがいいんですよね。自分の身近に居たら嫌ですが味方に付けたらいいんじゃないかと…。他にも田口&白鳥コンビの本もあるそうなので読んでみたいですね。正直つまらなかったら下巻は買わないでいいやと思ったのですがそうはいかなかったですね。【まいにゃん】

海堂尊のデビュー作にして第四回『このミステリーがすごい!』大賞を全会一致かつ数分で決定となった作品。作者はオートプシー・イメージング Autopsy imaging(Ai=死亡時画像(病理)診断)の重要性と医療制度への導入を訴え続けている現役医で、外科医を経て病理専門医となった人だ。その現場のノウハウが見事に本作では炸裂している。 文体が非常に軽く読みやすい。まさに現代向きの文体。それでいてストーリーの骨格はデビュー作とは思えないほど精緻だ。そして最も大切なキャラクタの作り込みが実に良くできている。おそらく多くの人が『白鳥』というキャラクタの魅力に魅せられている。どこか京極夏彦の榎木津と似た魅力で読むものを圧倒する。 既に映像化されそれを記念しての文庫化で、映画では『田口』は女性になっている。8月のDVD化が楽しみだ。【voodootalk】

現実味が薄いキャラクターが出てくるといった感はあるが、昨今の事件等の犯人や関係者の報道を見るに、「こんなのも居るのかも」と思ってしまう。ストーリー自体はそれなりのスピード感もあるので、私にはそれなりに面白く読めました。ただ、このページ数で何故、上下(文庫本)になるの?出版社のイヤな商売っ気を感じてしまい、幻滅感あり。で、星1つマイナスになっちゃいました。【10の約束】

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫 (600)) / 海堂 尊 / 宝島社推定累積売上部数【177546部】の口コミ

・(文庫版)上下二冊に分けて売るような本ではない。・人物の会話文全般に「知性」を感じず興ざめ。【ever-green】

上巻では、出世街道からドロップアウトしている窓際の医師が調査していたが、下巻では、厚生労働省の役人が調査に当たる。一般的な役人と思ったら大間違い、ロジカルかつクリティカルシンキングのモンスターのような担当者が原因の究明に動く。下巻では、その原因究明の導き方と、結末を楽しんで欲しい。【ヒロゴン】

海堂尊のデビュー作にして第四回『このミステリーがすごい!』大賞を全会一致かつ数分で決定となった作品。作者はオートプシー・イメージング Autopsy imaging(Ai=死亡時画像(病理)診断)の重要性と医療制度への導入を訴え続けている現役医で、外科医を経て病理専門医となった人だ。その現場のノウハウが見事に本作では炸裂している。文体が非常に軽く読みやすい。まさに現代向きの文体。それでいてストーリーの骨格はデビュー作とは思えないほど精緻だ。そして最も大切なキャラクタの作り込みが実に良くできている。おそらく多くの人が『白鳥』というキャラクタの魅力に魅せられている。どこか京極夏彦の榎木津と似た魅力で読むものを圧倒する。既に映像化されそれを記念しての文庫化で、映画では『田口』は女性になっている。8月のDVD化が楽しみだ。【voodootalk】

登場人物の描写、主人公と他者との関わり、犯人の動機、全てにおいてあと一歩が足りなく感じられます。読みやすく、ニヤリとしてしまうような場面もあるのですが、後乗せサクサク風な文章がやや軽すぎなイメージ。最後もハッピーエンドなのか、そうでないのかよく分からず、変わった読後感が残りました。【わに】

このシリーズ好きなのに、なんで竹内結子なんだ。台無しです。【エリマキトカゲ】

Trackback URL

コメントをどうぞ